介護の世界で働いている方なら、誰しもがキャリアアップを考えていると思います。現在、介護福祉士として働いている方、介護福祉士の資格取得を目指している方に、将来的に取得を目指してもらいたい資格がケアマネジャーです。
今回は、介護福祉士、そしてケアマネジャーという二つの資格を軸にお伝えします。
介護福祉士取得まで
介護の世界で働く上で、必ず取っておいた方が良い資格、それが介護福祉士です。介護の世界で唯一の国家資格であり、介護の現場の中心的役割を果たす存在です。介護福祉士の資格を取得する為には3つのルートがあります。
ルート①養成施設に通う
国指定の養成施設を卒業し、介護福祉士試験を受験するルートです。
ルート②福祉系高校ルート
福祉系の高校へ通い、既定の科目、単位を取得して卒業し、介護福祉士の試験を受けるルートです。
ルート③実務経験ルート
介護の現場で3年以上の実務を経験し、実務者研修を修了して、介護福祉士の試験を受けるルートです。
3つのルートの中で最も多いのはルート③の実務経験ルートで、介護福祉士の試験を受ける人の9割以上がこの実務経験ルートです。
ケアマネジャーを目指すのなら
ケアマネジャーの資格を取るには、介護福祉士の資格を保有している必要があります。
参考までに、介護福祉士以外で、ケアマネジャーを受験できる資格には次の様な物があります。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、医師、看護士、薬剤師、義肢装具士、言語聴覚士、歯科衛生士、栄養士などです。
また、受験資格にはほかに、上記の資格を保有しているだけでなく、5年以上且つ、900日以上の実務経験がある事となっています。法令に基づいた施設又は事業所において、5年以上尚且つ、900日以上、施設必置相談援助業務又は、法定相談援助業務などの実務経験があることも条件の一つです。
ケアマネジャーの資格試験の合格率は、10%から20%程とかなりの難関資格となっていますので、しっかりと試験勉強をして臨む事が求められます。
ケアマネージャーのお仕事内容
ケアマネジャーのお仕事は、介護サービスを利用する方やそのご家族から希望をヒアリングし、介護サービスを利用する方のケアプランの作成がメインになります。ケアプランとは、平たく言うと介護サービスの予定表の様なイメージです。
ケアマネジャー以外のキャリアップ
では、介護福祉士の資格を取得している人にはケアマネジャー以外にどの様なキャリアアップの可能性があるのでしょうか。
認定介護福祉士
認定介護福祉士は、介護福祉士の上位資格でこちらは民間資格です。介護福祉士との大きな違いは、直接的な介護業務に携わる事が減り、他の職員のマネジメント業務が増える事です。
認定介護福祉士になる条件として、介護福祉士としての、実務経験を5年以上。更に認定介護福祉士養成研修を600時間修了する事が挙げられます。研修を修了後、認定審査に合格する事で認定介護福祉士となる事が出来ます。
まとめ
今回は、介護福祉士とケアマネジャーという、介護の現場で中核を担う2つの資格についてお伝えしました。将来も介護の業界で働くのであれば、是非ともこの2つの資格の取得を目指してみて下さい。
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