レクリエーションは介護の現場において、欠かすことのできない作業の1つです。利用者の方を楽しませるだけでなく、その場のニーズに応じて実施される介護サービスで、生きがいや生活の質を向上させる目的で行っています。
今回は室内でできる冬の介護レクリエーションおすすめのネタをいくつか紹介いたします。
介護レクリエーションとは
福祉の現場で用いられる作業療法の1種で、簡単なゲームなどを通して気分転換を図り、またコミュニケーションを取ることで脳や体の機能向上の効果も期待できるやり方です。
主に施設の職員さんが対応するケースが多く、その内容はさまざまです。
脳トレ編
まずは脳を活性化させるゲームを2つ紹介いたします。どちらも利用者さんの記憶をたどる内容になっており、頭を使うことで認知機能を鍛えることができます。
認知症など脳の機能不全を予防する効果が期待できます。
冬の思い出ゲーム
白紙のカードを4枚用意し、それぞれに「冬をイメージさせる言葉」を書きます。それを伏せて置き、中から2枚を選んでもらいます。
例えばそれが「雪」と「海」なら、「雪の思い出はありますか?」「冬の海に行ったことはありますか?」など、冬にまつわる思い出をうまく引き出すように質問をします。
これによって、利用者さんに思い出を語ってもらうというゲームです。
冬の言葉を50音で作ってみよう
50音の「あ」から「ん」と小文字の拗音(ようおん)「ゃ・ゅ・ょ」など、「゛」や「゜」
などの濁点や半濁点を段ボールや厚紙に書き、テーブルの上へばらばらに並べます。その中から「冬を連想させる言葉」をいくつ作れるかというゲームです。
例えば1つの言葉につき1ポイントとし、1対1や2対2などのチーム戦で行う事で、大勢で場を盛り上げることができます。
筋トレ編
次に紹介するのは、主に筋力トレーニングを取り入れたレクリエーションです。筋力が落ちている利用者さんでも気軽に参加できることが特徴で、これによって肉体的なリハビリの効果が期待できます。
手の筋トレ・プレゼントを獲得しようゲーム
大きめの紙にプレゼント箱の絵を描き、折り返してひもにかけ、適度な高さに吊り下げます。利用者に新聞紙のお手玉をプレゼントめがけて投げてもらい、落とした合計数を競うというゲームです。
折返し部分を、紙の4分の1や3分の1などと調整することで、ゲームの難易度を調整する事ができます。こうすることで筋力が鍛えられ、また集中力も高めることが可能です。
まとめ
冬季における介護レクリエーションのネタをおすすめいたしました。レクリエーションは高齢者施設において、重要な役割を持っています。
感染対策をしっかりと行い、楽しみながら活動を実施していきましょう。
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