介護福祉士国家試験は、「実務者研修を修了している又は修了見込みである」必要があります。実務者研修は、取得している資格の種類によって受講期間が異なってきます。
介護福祉士国家試験の申込締切日までに研修が修了していない方でも、条件を満たすことが出来れば申し込みが可能です。スケジュール調整をするためにも、申し込み方法を確認しておきましょう。
介護福祉士国家試験の必須条件について
介護福祉士国家試験を実務経験ルートで受験する場合には、次の条件を満たしている必要があります。実務経験(登録施設での在職している期間が3年以上および在職期間内に介護業務に携わった日数が540日以上)に加えて、実務者研修を修了していることが求められています。
まず申し込む前に、この条件を満たしているかどうか確認して下さい。
実務者研修のメリットについて
実務者研修を修了すると、介護福祉士国家試験の受験資格を得るだけではなく、高待遇の施設への転職が無資格者よりも有利になります。
また、「サービス提供責任者」という業務を任される様にもなります。施設によっては、実務経験を積みながら実務者研修を受講することが出来る制度(資格取得支援制度)を積極的に取り入れている所もあります。
申込締切日までに条件を満たしていない場合について
申し込み締め切り日(9月上旬)までに先ほど説明した条件を満たしていない場合でも、まだ受験を諦めないで下さい。受験する予定の年の3月31日までに、条件をクリアする見込みの方は受験申込が可能です。
実務者研修を受講しているスクールに「実務者研修終了見込み証明書」を発行してもらい、申し込みを行って下さい。なお、研修修了後に再度試験センターに証明書を提出することになります。
実務者研修にかかる期間について
冒頭で述べた様に、実務者研修は保有している資格で科目が免除されるので、期間は人それぞれ異なってきます。無資格者の方の場合だと約6カ月となっています。「介護職員初任者研修」を取得している方は4カ月、そして「介護職員基礎研修」を取得している方は1カ月で終了します。
自分の状況に合わせて、受験申し込みの締め切り日に間に合う様にスケジュールをたてて、証明書を発行してもらいましょう。
申し込みの流れについて
まず初めに、試験センターのホームページまたは書簡にて、「受験の手引き」を取り寄せて下さい。台風や天気の影響により郵送が遅れてしまう場合があるので、遅くても締切日の1週間前(郵便はがきの場合は7月中旬が望ましい)までには請求を済ませておきましょう。
受験手数料の振り込みは、受験の手引きに同封されている払い込み用紙でお支払い下さい。
実務者研修の受講を開始するタイミングについて
無資格者の場合は3~4月から、資格保有者の場合は8~9月から実務者研修を受講し始める方が多い様です。
申し込み締め切り日に合わせてギリギリに受講する場合、希望するスクールや日程で受講することが難しい場合もありますので、なるべく早めの受講をおすすめします。
早めに研修を修了することで、介護福祉士国家試験の筆記試験に向けて対策を行うことが出来ます。
まとめ
無資格者の場合、実務者研修を修了するのに半年かかります。受験する年の3月31日までに研修が終了する見込みの方は証明書の発行により申し込みが可能ですが、国家試験の対策を行うには早めに受講しておくことをおすすめします。
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