介護福祉士の国家試験は誰でも受験できるの?これから介護職を目指す方からよく聞かれる介護福祉士国家試験についてご紹介!
介護福祉士になる為のアプローチは、「養成施設ルート」・「福祉系高校ルート」・「実務経験ルート」によって、国家試験を受ける事になっています。
「実務経験ルート」の場合は、実務経験を実施している事と実務者研修を修了か修了見込である事です。
実務者研修についても解説していますので、是非最後までご覧くださいね!
介護福祉士とは
介護資格である介護福祉士は、国家試験を必要としており、「実務経験ルート」によって試験を受ける場合、3年以上の介護関係の職場で実務を経験した上で、尚且つ実務者研修を修了か修了見込である事が必要になります。
介護従事者への指導ができる事や、リーダーシップをとる事で、介護現場を潤滑に運営して行く事が可能です。
介護を進めて行く上では、周りを取り巻く環境にも配慮して環境の改善にも努力して行きます。 主な介護福祉士の仕事は、「身体の介護」や「生活の援助」・「相談支援」が中心となっています。
介護の対象は高齢者だけでなく、身体的なケアを必要とする場合や寝たきりの介護など心のケアも含めて様々な人が対象となっており、日本の高齢化社会にとっても、なくてはならない職業です。
その為には、専門的な知識と経験の実績を積む事で、国家試験を受ける条件を得て合格する事で、成り立つ責任感のある資格なのです。
実務者研修とは
実務者研修は、20科目(450時間)の専門的な介護講習を受ける必要があります。初任者研修の場合は9科目(130時間)となるので、介護福祉士国家試験を受ける為には、不足している専門的な知識や実技などを習得する必要があります。
実務経験日数などの要件を満たしている場合、実務者研修修了の資格を得る事で介護福祉士国家試験を受験する事が可能になります。
実務者研修を修了する事は、受験資格だけでなく就労する上でも、専門的な知識と実技を学び、より実践的な介護に就労する事ができ、給与面のアップにもつながります。
国家試験の申し込みの知識
「実務経験ルート」の場合は、実務経験と実務者研修の修了が受験の条件になっています。介護福祉士国家試験は、毎年1月頃に筆記試験が行われ、3月頃に実技試験が行われます。
2020年の受験者は、8万4,032人となっており、そのうちの合格者は、69.9%です。中には外国人受験者もおり、合格者の5万8,745人のうち337名が合格しています。
介護問題は、日本だけでなく世界的にも重要な問題であり、日本の将来的な労働不足に対する外国人の雇用は必要不可欠になるでしょう。
高齢化が進む状況では、老々介護も考えなければならないのです。
【2021年】第33回介護福祉士国家試験の概要
第33回となる介護福祉士の国家試験は、筆記試験が2021年1月となっています。2020年の12月31日までの「実務者研修を修了」の証明書か、修了見込の証明書の提出が必要です。受験申込書類に添付して申し込みを行って下さい。
該当資格は、令和3年3月31日までに実務者研修を修了する予定の人を対象とします。その上で実務経験3年以上が必須ですので、申し込む前までに経過日数の確認を済ませておきましょう。
介護福祉士国家試験 申し込み時の注意事項
交付される「実務者研修修了証明書」や「実務者研修修了見込証明書」は、原本の提出が必要になるので、受験に備えて大事に保管しておく事です。
実務者研修を修了だけでなく、実務経験もセットで受験資格になるので、要件を満たしているのか正確な日にちの算定方法も確認しましょう。
実務経験の日数について
従事期間3年においての正確な日数は、「従事期間が1095日」と「従事日数540日以上」の両方を満たしている事が条件となります。
1.従事期間 育児休業や介護休業等の取得期間も含まれるので、職場に在籍した期間となります。
2.従事日数 対象になる職場と業務で、実際に就業した日数であり、1日の就労時間に関係なく540日以上ですが、この場合の休暇取得日や研修参加日など業務に従事していない日にちは対象外になります。
3.重複時の除外 同じ期間に複数の職場で従事していた場合は、1つの職場の従事期間・従業日数には計算しますが、他の職場での重複期間や重複日は除く事になります。
まとめ
介護福祉士になる為の国家試験の知識と実務者研修について、まとめて紹介しました。国家試験の受験資格についての要件は決まっていますので、特に実務経験に関しては知らない人が多くみられます。今一度確認しておきましょう。
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