介護福祉士の資格を取って、本格的に介護の働きにキャリアアップして取り組もうと考えておられる方は、試験内容やどんな勉強をしたら良いのかと思案しているかと思います。
介護福祉士の国家試験の全科目を紹介し、試験の対応策を示したいと思います。
国家試験の内容の全て
〇以下、介護福祉士の筆記試験内容の全科目をご紹介します。
1.人間の尊厳と自立・介護の基本
2.人間関係とコミュニケーション・コミュニケーションの技術
3.社会理解
4.生活支援技術
5.介護過程
6.発達と老化の理解
7.認知症の理解
8.障害の理解
9.こころとからだのしくみ
10.医療的ケア
11.総合問題
以上、全11科目となります。出題領域としては「人間と社会」、「介護」、「こころとからだのしくみ」、「医療的ケア」、「総合問題」の5つで構成されています。
~第31回(平成30年度)介護福祉士国家試験を例にした各領域からの出題数~
◎領域:人間と社会
●人間の尊厳と自立=出題数 2問
●人間関係とコミュニケーション=出題数 2問
●社会の理解=出題数 12問 ◎領域:介護
●介護の基本=出題数 10問
●コミュニケーション技術=出題数 8問
●生活支援技術=出題数 26問
●介護過程=出題数 8問
◎領域:こころとからだのしくみ
●発達と老化の理解=出題数 8問
●認知症の理解=出題数 10問
●障害の理解=出題数 10問
●こころとからだのしくみ=出題数 12問
◎領域:医療的ケア
●医療的ケア=出題数 5問
◎領域:総合問題
●総合問題=出題数 12問
各科目からの出題数を提示しましたが、全科目より総合計125問出されます。出題の多い科目もあれば少ない科目もあります。
筆記試験の対応策
1.過去の問題集を繰り返し行い、難度の高い問題を集中的に勉強しましょう。
2.問題集の選び方は、解説がわかりやすいものを選ぶようにしましょう。本との相性も大切なので、先輩の介護福祉士がおられたらお勧めのものを聞いてみることも大切です。
3.模擬試験や特別講座などがあれば参加しコツをつかみましょう。勉強のやり方や試験の情報を聞いてみる場でもあります。
4.出題文の理解を深めるようにしましょう。実技を思い起こし場面を想定して文をつかめるようにしましょう。
合格ラインの目安は1問で1点となります。125問で総合得点125点です。125点に対して60%以上となる75点以上が合格となります。
実技試験
介護福祉士試験の実技試験を免除になる人は、実務者研修や介護技術講習を修了した方になります。実技試験を受験する方の内容も紹介します。
◯実技試験の内容
1.介護の原則
2.健康状況の把握
3.環境整備
4.身体介護
与えられたお題に対して、約5分の実技をすることになります。安全性・健康状態の把握・個人の尊厳といった観点からチェックされていきますので、実技試験の方はリラックスして臨みましょう。
まとめ
介護にたずさわっておられる方、更に資格を取得して介護の仕事へ進もうとお考えの方々は、試験内容を把握し理解をして、合格に向けて万全の勉強のご準備をされて下さい。 高齢化の現在、介護の働きは重要度をましてゆきます。
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