褥瘡は皮膚の圧迫で症状が現れる疾患です。皮膚の創が傷になっていく状態になるので、傷に直接マッサージを行うと状況はさらに悪化する可能性があり、行ってはいけません。
傷のまわりに対して、マッサージを行うことは良いですが、傷の場合その個所の圧を取り除いていく事が、緩和になり治癒につながります。
今回は、褥瘡に対して圧力を逃がしたり、緩和していく方法を調べていきたいと思います。
褥瘡とは？
そもそも褥瘡とはどういった症状なのか、簡単に説明すると継続的な力が皮膚にかかり、その箇所の血流が悪くなり、悪化すると発赤（赤み）から傷になるのが始まりになります。
圧迫が持続的にかかればかかるほど皮膚の状態はどんどん悪化して、症状は悪くなっていきます。
褥瘡に良いマッサージとは？
症状が表れていない部位をマッサージする場合には問題はありませんが、褥瘡の箇所にマッサージすることは皮膚に何かしらの症状をあたえる事になり、さらに酷くなる可能性があります。
初期症状の発赤の場合にも、マッサージでその個所が壊死になり酷くなる可能性があるのでやってはいけません。症状の箇所に対してとにかく圧力をかけないというのが、傷を早期に回復させる効果になります。
マッサージはどうすればいいか？
褥瘡はマッサージより先に、圧を取り除くことが先決です。傷がひどくなれば処置も必要ですが、初期症状にはとにかくこまめな体位変換やプッシュアップなど、その状況に合わせてしっかり除圧することが治癒になります。
寝たきりやお年寄りの方も動けない方であれば、時間ごとにクッションなどを挟んだりして圧を取り除いてあげればかなりの効果があります。
また、お風呂などでお湯を充てることで血流を良くして、組織の柔軟性とむくみなど免疫機能を上げればマッサージ効果と同じ効果が望めます。
マッサージ以外の方法は？
褥瘡は体圧分散寝具（エアマット）やロホクッションなどを使い、緩和を行ったりとにかく体をこまめに動かしていくことが、傷を作らないということでは重要です。
この方法が、障がい者の方や寝たきりのお年寄りにとって、普通のマッサージと同様の効果になるわけです。
まとめ
褥瘡は初期症状では、安静と体位変換食などをしっかり行えば簡単には悪化はしません。
発生してしまったらそれらを定期的に行い、状況が悪化するのなら担当医師などに相談することが早期に回復する近道です。
また褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。
