介護福祉士はいろいろな年齢層が活躍できる仕事

介護福祉士は無資格でも年齢を問わずに、誰でも目指せる国家資格です。少子高齢化、人口減少が進んでいる現在の日本において、介護現場では人材不足が深刻です。そんな需要が高まっている「介護福祉士」ですが、国家資格を取得し介護職に就く方の年齢層はどうなっているのでしょうか?

【介護福祉士の年齢層】
・20歳代   約20%
・30歳代   約26%
・40歳代   約23%
・50代歳   約22%
・60歳代以上 約6%

上記の結果を見ると30歳代~40歳代が多いことが分かりますが、全体的には60歳代の一桁台以外には、20歳代から50歳代まであまり変わりがなく、年齢の偏りはないようにみえます。
その反面、離職する年齢層は50歳代が多いです。その理由として考えられることは、介護福祉士は特に力仕事が多く、体力面での負担もあります。さらに施設介護において、夜勤などのシフト勤務があり、不規則な生活から体調を崩して退職する方も多いので、それが原因ではないでしょうか。

■定年後も働けるの?

介護職の定年は何歳まででしょう。ほとんどの事業所で60歳定年制ですが、再雇用で65歳延長があります。最近では他業種を60歳で定年して、介護職の仕事に就く方も多くなりました。

■介護職に年齢制限はあるの?

政府は今後、将来的に継続雇用年齢等の引き上げを検討しています。これにより70歳までの介護士が介護現場で活躍することも近いでしょう。

■無資格からでもキャリアップの必要性

施設介護において、求人広告に(未経験)無資格からでも採用可との募集がありますが、在宅介護(ホームヘルパー)に関しては、最低でも介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の資格が求人の対象となります。
ホームヘルパー、デイサービス、施設介護のいずれかで働くにしろ、資格取得は大切です。介護の技術や知識などを習得することで、介護の職種の選択肢が増えるばかりでなく、資格を保持していると就職の面でも有利となるでしょう。

■まとめ

介護現場で介護福祉士として働いている方の年齢層について解説しました。介護職は高齢者の介助を通して、心身の健康を観察しながらお世話をする仕事です。
若い年齢層は体力や行動力などがあったりする一方で、中高年の年齢層は自分の人生経験や知識などを積み重ねていますので、高齢者との会話が合ったり、信頼も得やすいことでしょう。大切なことは各年齢層の介護職員が業務をする際に、協力しながら個々の持っている良さを日々の介護業務に活かすことが重要です。