高校から介護福祉士を目指そう!!

介護福祉士になるには、主に実務経験を経て目指すか、養成校に通って目指すか、福祉系高校を経て目指すか、3つのルートがあります。今回は、福祉系高校から介護福祉士を目指すルートについて調べてみました。

■福祉系高校ルートで介護福祉士を目指す過程

まずは、2009年度から施行された制度によると福祉系の高校で3年間一定の講習や実技1850時間を修了し卒業後、介護施設や福祉施設で9か月以上の実務経験を経て初めて介護福祉士の筆記試験を受験することができます。筆記試験に合格すると実技試験に進むことができます。両方合格すると、初めて「介護福祉士」を名乗ることができます。

尚、平成20年度(2008年)以前に入学された学生には暫定措置として、卒業後実務経験9か月終了したうえで、介護技術講習を受講されていれば、実技試験が免除となります。

■国家資格試験に向けてどんな対策をすればいいの

介護福祉士の筆記試験は、120問出題され全科目で約6割以上の正解が必要となってきます。介護福祉士受験対策には余裕をもって取り組む方がよいでしょう。まずは、新しい参考書を一通り読んだら自分の苦手な分野を知って、何度も繰り返し覚え克服しましょう。その後は、過去問を中心によく出題される問題もおさえておくとよいでしょう。出題項目は以下の範囲となっています。

・人間の尊厳と自立(2問)
・人間関係とコミュニケーション(2問)
・社会の理解(12問)
・介護の基本(16問)
・コミュニケーション技術(8問)
・生活支援技術(21問)
・介護過程(7問)
・発達と老化の理解(8問)
・認知症の理解(10問)
・障害の理解(10問)
・こころとからだのしくみ(12問)
・総合問題(12問)

■高校ルートはより経験を積むことができるので有利

このようにみてくると実務経験ルート、養成校ルートと比べると高校生から講習や介護実習を経験することで現場の雰囲気やより実践的な介護の方法を学ぶことで介護福祉士に合格しても即戦力となることでしょう。

■早い段階での知識・経験習得は介護福祉士にとって大きなメリット

介護援助技術や介護技術をはじめ医学的知識、コミニューケーション能力や他職種間との調整力などの極めて専門性の高い能力が求められる職種だといえるでしょう、だからこそ経験を積み重ねることができる福祉系高校からの介護福祉士への過程は、大変重要ではないでしょうか。より高度な専門性を持った介護福祉士を目指してみてはいかがでしょうか。