何歳から受講できる? 介護職員初任者研修の資格取得方法とメリット

介護職員初任者研修は、何歳からカリキュラムを受講できるのでしょうか。介護士の仕事や、介護職員初任者研修の受験資格と方法について簡単に解説します。資格を取得して得られるメリットも併せて見ていきましょう。

介護士の仕事について

介護士は、介護を必要とする方の生活をサポートするなくてはならない存在です。洗濯・掃除・料理などの家事や、排泄・入浴・食事の補助などを行うのが介護士の仕事です。家事などの身体に触れない介護は、資格を持っていなくても行うことができます。

排泄・入浴・食事の補助など、身体に触れる介護は基本的に資格が必要となります。ただし介護に関する資格を持った職員がいる現場で仕事をする場合は、資格がなくても身体に触れる介護を行えます。

また介護を必要とする方の自宅に行き介護をする場合は、介護に関する資格が必ず必要です。

介護職員初任者研修とは ~受験資格と方法について~

2013年4月にホームヘルパー2級から、介護職員初任者研修へ資格名称が変更されました。名称変更とともに施設での実習時間が廃止され、筆記試験の実施・通学による学習時間・認知症ケアの科目が新たに追加されました。

介護職員初任者研修は、介護に関する基本的なスキルや知識があることを証明できる資格です。介護職員初任者研修の講座を行うスクールで130時間のカリキュラムを受け、筆記試験に合格することで資格を取得できます。

筆記試験に加え、体位変換や車いすの移動など実技試験を行っているスクールもあります。介護職員初任者研修は、年齢・学歴・経験など関係なく未経験でも取得できます。ほとんどのスクールでは、中学校卒業後からカリキュラムを受けられます。

稀に16歳以上からなど、受講する年齢が決められているスクールもあります。カリキュラムは、通信や通学など自身のスケジュールに合った方法で受けましょう。また、通信の学習時間は40.5時間までと決められています。

通信のみで全てのカリキュラムを受けることはできないため、通学と組み合わせて受けるようにしましょう。

介護職員初任者研修の取得で得られるメリットとは

資格の取得で、下記のようなメリットが得られます。

●介護を必要とする方の自宅に行き、介護をすることができる(訪問介護)

●仕事の幅が広がる

●有資格者となるため、就職や転職で有利になる

●資格手当がつくため、給料や時給アップにつながる

●今後の資格取得とキャリアアップにつながる

●介護に関する知識やスキルが身につくため、家族を介護する時にも役立つ

●介護福祉士実務者研修のカリキュラム時間が、130時間免除される

まとめ

今回は、介護職員初任者研修についてご紹介しました。高齢化社会の現代では、介護士のニーズは高まり続けています。受験資格に条件もなく得られるメリットも多いため、これから介護士を目指す方やキャリアアップしたい方におすすめの資格です。