全身性障害者ガイドヘルパーは、全身性の障がいがある人に対して、外出時に移動の介助などに必要となる知識、技術を身につけられます。つまり、全身に麻痺や機能障がいがある人が外出をする際にサポートをおこなえるようになるのです。
今回は、全身性障害者ガイドヘルパーになるための取得方法や費用等についてご紹介します。
目次
1.全身性障害者ガイドヘルパーの取得方法について
2.全身性障害者ガイドヘルパーの資格取得までのスクール費用について
3.全身性障害者ガイドヘルパーの資格はサービス提供責任者を目指してみては
4.まとめ
1.全身性障害者ガイドヘルパーの取得方法について
全身性障害者ガイドヘルパー養成講座のカリキュラムは、各都道県の指定によって違いがあります。受講時間8時間~、日数で1~3日と違いがあるので受講前に確認が必要です。
研修は「講義」と「演習」になります。「講義」では、ホームヘルプサービスや障害者福祉に関わる知識、ガイドヘルプを行う上で必要となる技術などを学びます。「演習」では、抱きかかえ方や移動、生活行為そして車いすの移動介助等を行うことで、技術を身に付けることができるでしょう。
全身性障害者ガイドヘルパーは誰でも受講することが可能です。科目の免除があり、介護福祉士や介護福祉士実務者研修などの資格を有する場合は、科目の免除が受けられます。自治体により条件が異なる場合もあります。
2.全身性障害者ガイドヘルパーの資格取得までのスクール費用について
全身性障害者ガイドヘルパーの資格取得までのスクール費用は、約20,000~40,000円前後と言われています。スクールによっては割引もあるので、比較が必要になるでしょう。
3.全身性障害者ガイドヘルパーの資格はサービス提供責任者を目指してみては
ガイドヘルパー資格取得者がキャリアアップする場合は事業所のサービス提供責任者を目指すと良いでしょう。サービス提供責任者になると訪問介護サービスの利用者の方のためにケアマネジャーやヘルパーとの連携や調整、介護サービスの計画を立てることが仕事になります。
そして、サービス提供責任者になるには実務者研修や介護福祉士などの資格が必要です。その中でも同行援護事業所と行動援護事業所のサービス提供責任者になる場合は、それぞれ視覚障がい者同行援護従事者養成研修、知的・精神障がい者行動援護従事者養成研修を修了する必要があります。
さらに、お給料も上がることも期待できるのでサービス提供責任者の取得をオススメします。
4.まとめ
今回は、全身性障害者ガイドヘルパーになるための取得方法や費用等についてご紹介しました。全体を把握した上で、目標を立てて進めると良いですね。
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