「介護職員実務者研修」の実習の内容とは!

「介護職員初任者研修」では、130時間の講習で介護のための知識と技術を学びます。対して「介護職員実務者研修」では、内容をより専門的に学べます。加えて 喀痰吸引と経管栄養の実技も、学んでいきます。
それでは、具体的な実習について詳しく述べていきましょう。

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■実務者研修で実技に割り当てる実習内容と時間について!
実務者研修は、健康な人が、気づかないようなことを、介護に従事する者として知識や技術を学んでいくのです。総学習時間は450時間におよびます。
実技で学ぶ内容は、「移動、衣類の着脱」と「食事と排泄」について学生同士で、実習を行って学びます。
医療的ケアについては、講義だけでなくシミュレーションをおこないます。
通学講座と通信教育講座はほぼ同じ内容を学んでいきますが、通信講座の場合は、スクーリングといって実技を学ぶために7日~8日は通学することが必修となっています。
 ・介護過程Ⅲが45時間
・医療的ケアが12時間

■医療的ケアの経管栄養および、喀痰吸引の習得は、どのようにおこなうのか?
実務者研修の実習では、実際の人を相手にすることはできません。人形を使って器具の使用方法などで学んで、資格をえるための実技を学んでいきます。
ただし、この医療行為は、命の危険にもかかわることなので、医師や看護師の立ち合いがなければ医療行為を行う事ができません。

「経管栄養」とは、自分で食事を直接、口からとることができない時、または、栄養不足時の「病人」や、「障がいをもった方」に、資格を持った介護職員がおこなう医療行為です。
実際には、チューブやカテーテルなどを使って栄養を補給します。
胃や腸に直接注入することで、栄養が十分に足りるように、「病人」や、「えんげ障がいをもった方」の医療的な手助けをしているのです。

「喀痰吸引」とは、わかりやすく言うと「たんの吸引行為」です。
この行為も、資格を持った介護職員がおこなう医療行為にあたります。
対象となる方は、主に寝たきりの病気の人や、年をとって、自力で「たん」を、吐き出したりする事ができなくなった体の能力が低下した人たちとなります。
これを、放置すると、喉をつまらせて呼吸が困難になってしまいます。
場合によっては、命の危険にさらされる事になってしまうので、担当する介護職員としては、責任は重大ですよね。

■まとめ
以上のように、「介護職員実務者研修」の実習は、かなりの部分で責任者としての自覚がなければ、対象者となる、「病人」「障がい者」「体の機能が低下した人」の、お世話をすることは、難しくなってしまいます。
「介護職員実務者研修」の実習は、習得すべき知識のスキルアップに加え、医療行為という現場において命の大切さも心にとめて学ばなければならないでしょう。
介護者に向き合うことは、将来の「介護福祉士」をめざすためにも大事な実習といえるでしょう。

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