介護職員として新しいスタートを始める方は、資格を取ることによって給与額が上がるのか、気になるところだと思います。
ここでは、資格別の平均給与についてまとめ、この記事を読んだ後、次のステップに進めるようにご説明します。
目次
1.令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要
2.資格別の給与格差
3.資格を取って給与を上げよう!
4.まとめ
1.令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要
介護職員のなかでも資格を持っているか否かで給与が変わってきます。
厚生労働省が発表している「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」によると、
・保有資格がないと平均給与額は月額あたり275,920円
・介護職員初任者研修で平均給与額は月額あたり301,210円
・実務者研修で平均給与額は月額あたり303,230円
・介護福祉士で平均給与額は月額あたり329,250円
になります。
2.資格別の給与格差
令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果からわかるように資格を持っていない介護職員と介護福祉士には月額約5万円の格差が生まれます。これは、年間に換算すると、約60万円にのぼります。
また、介護資格の中でも一番初めに取得する「介護職員初任者研修」でも、資格がない方との差は2万円以上になるのです。
3.資格を取って給与を上げよう!
「初任者研修→実務者研修→介護福祉士」のように資格を取得すると、スムーズにキャリアアップができ、その資格は給与にも反映されることが多いです。資格があると基本給のベースが変わり、資格手当をもらえることもあります。
就職や転職する際にも有利になりますので、少しでも給与ベースを上げたい方はまずは取得のしやすい「初任者研修」の資格を取得しておくと良いでしょう。
ついては、現在厚生労働省では介護職への入職を後押しするために、就職準備金の制度を設けています。この制度を利用すれば初任者研修を実質無料で取得することが可能です。
また、企業によっては資格取得支援を行っているところもあるので、そちらの利用を検討するのも良いでしょう。
4.まとめ
介護職員の資格別の平均給与についてまとめ、あなたが目指すべき資格についてご説明しました。
資格を持っていない介護職員と介護福祉士には年間に換算すると、約60万円もの差がつくことがわかったかと思います。
また、就職準備金の制度などもあり、この制度を利用すれば初任者研修を実質無料で取得することが可能になるなど情報をチェックする必要があります。
情報を精査してできる限り早く資格が取れるように前に進めると良いですね。
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