介護福祉士になるには ~2023年試験へ向けて~

介護福祉士になるには何が必要でしょうか?介護福祉士の資格概要と資格取得のメリットをはじめ、受験条件や2023年の受験日程を解説します。資格難易度と勉強時間の目安も解説していくので、1つ1つ見ていきましょう。

介護福祉士とは

介護福祉士とはサービス利用者がその人らしく生活を営めるよう、心身の状況に応じた支援をする大切な仕事です。介護分野で唯一の国家資格であり、一度取得すると更新不要な一生ものの資格となります。資格に地域差はなく全国で通用する資格です。

介護福祉士を取るメリット

介護福祉士は国家資格ですので国に認められた介護士として、全国各地で働くことができます。資格手当てで給料が上がり、施設によっては管理者として任命されるなどキャリアアップにも繋がります。介護の分野では再就職しやすいといったメリットがあります。

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介護福祉士の受験条件

介護福祉士はどなたでも受験できる資格ではありません。基本的には介護の現場で決まった従業期間と日数以上従事していなければ受験が認められません。受験前に下記の3つの条件に該当するか確認しましょう。

●従業期間が3年以上(1095日以上)かつ従業日数が540日以上で実務者研修修了した方※

●従業期間が3年以上(1095日以上)かつ従業日数が540日以上で介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修修了者※

●特例高校に入学して、卒業した翌日以降に従業期間9ヶ月以上、従業日数135日以上介護業務に従事した方

※出張、特別休暇、年次有給休暇、研修等により介護業務に従事しなかった日数を除く。

上記の条件を満たしている方であれば、パートタイマーや時短労働者でも受験可能となります。また夜勤は2日換算とし、準夜勤は1日換算となるので注意が必要です。介護福祉養成施設を卒業した方は上記の条件なく受験が可能となります。

難易度と必要な勉強時間

介護福祉士は国家資格の中でも取得しやすいと言われています。筆記試験は、総得点の60%が合格ラインとされておりますが、試験の難易度によって補正されるため毎回必ず60%とは限りません。

過去3年の筆記試験合格点と合格率は下記の通りです。

実施年合格点合格率
2021年実施125点中75点60%
2020年実施125点中77点61%
2019年実施125点中72点57%

勉強時間の目安として250時間が必要とされています。国家資格の中でも勉強時間が短く半年前から取りかかれば、1日1時間から1.5時間の勉強時間で合格できるとされています。効率的な試験勉強として、過去問を解くと出題の傾向が掴めるのでおすすめです。

2023年の試験日程

2023年の試験日程は下記の通りになります。試験は年に一度しか行われないので受付期間中に申込しないと、次は2024年になってしまいますので注意が必要です。受験申込前に再度、受験条件を満たしているか確認することを強くおすすめします。

●第35回試験

筆記:令和5年1月下旬

実技:令和5年3月上旬

●受験申込の受付期間

第35回試験

令和4年8月上旬から9月上旬

まとめ

介護福祉士は介護の分野で唯一の国家資格です。サービス利用者のニーズに合わせて適切な支援ができ、自身のスキルアップとキャリアアップにも繋がる資格となります。受験の際は受験条件を再度確認し、勉強時間の確保を逆算することが大切となります。

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