介護福祉士は年に一回行われる国家資格試験ですが、合格してもすぐに名乗れるわけではありません。資格登録をしたのち、登録証の交付を受ける必要があるのです。
今回は具体的に、介護福祉士の試験後、どのような手続きをすればよいのかを解説致します。
合否の確認について
介護福祉士の合格発表は、例年通りであれば試験日のおよそ2、3ヵ月後に行われます。合格者には通知が郵送される他、試験センターのホームページ上で、合格者の受験番号が公開されます。
また、厚生労働省および上記センターにおいて、同じく合格者の番号が掲示されます。遠方にお住まいの方は、ホームページ上で確認するのが良いでしょう。確認した後はいよいよ登録するための手続きへ移ることになります。
不合格者にはハガキで通知が届きますが、合否に関わらず、試験結果の通知は必ず確認しましょう。そして万が一通知が届かない場合には、必ず試験センターへ問い合わせる様にしましょう。
登録について
介護福祉士の合格者に郵送される合格証書には、「登録申請書」及び、「登録の手引」が同封されています。この手引を参考に申請書を作成し、登録の手続きを行います。書類が受理されるまでには時間が掛かるため、なるべく早めに済ませるようにしましょう。
書類提出に必要なもの
用意するのは下記の書類です。必ず簡易書留を使って郵送するようにしましょう。
①登録申請書
申請のメインとなる書類です。手引を使い、不備のないように記載しましょう。
②「収入印紙」の原本
郵便局で「収入印紙」を購入し、登録申請書の指定された欄に貼り付けてください。名前の似ているものに「収入証紙」がありますので、間違えないように注意してください。
③貼付用紙
後述④を貼り付けるための専用の用紙です。
④「振替払込受付証明書(お客さま用)」の原本
試験センターが指定する払込用紙を使用し、各金融機関の窓口で登録手数料を払い込んでください。その際に「振替払込受付証明書(お客さま用)」の原本を、③の貼付用紙に貼り付けしてください。また、日付印があることも確認してください。
⑤その他の書類
「戸籍の個人事項証明書の原本」「戸籍抄本の原本」「本籍地を記載した住民票の原本」の中からいずれか1つを選び、同封してください。
登録証の交付
郵送した書類が試験センターで受理されれば、次に審査が行われ、不備などが特にない場合は、登録簿へ登録されます。問題なく登録が済めば、申請した時点からおよそ1ヵ月程度で、登録証が発送されます。
もし、上記期間が経過しても登録証が届かない場合は、センターに問い合わせてみましょう。
まとめ
今回は、介護福祉士試験後の流れについて解説いたしました。試験が終了した時点で安心せず、登録証が届くまでが試験と考えて、不備のないように申請書類を作成しましょう。無事に登録できた時には、晴れて「介護福祉士」と名乗ることができます。
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