年々その利用が増え続けている訪問介護ですが、大きく分けますと「生活援助」と「身体介護」に分ける事が出来ます。
勿論、両方のサービスを利用する場合もあると思います。今回はこの訪問介護について見てまいりましょう。
訪問介護とは
訪問介護を利用する際、その対象者は「要介護1~5」の認定を受けた障がいをお持ちの方や高齢者の方になります。自身で日常の生活などが難しく、その生活の為には誰かの介助が必要な方々です。
それと「要支援1・2」の認定を受けられた方は「介護予防訪問介護」といったサービスも受ける事が出来ます。このサービスは利用回数に制限があります。
介護予防訪問介護は、あくまで要介護状態になる事を予防するといった事が目的だからです。
これらの訪問介護サービスは、文字通り自宅で介護のサービスを受けられるものです。このサービスは、資格を持っているホームヘルパーに来ていただけるため、サービスを受ける側としては安心です。
家事経験を生かした、生活支援サービス
生活支援サービスとは利用者やその家族が家事などが出来ない場合に、サービス員が洗濯や調理などの日常生活に必要なものにたいして援助を行なうサービスです。
そのサービスの内容は、思っているよりも多くの事を援助していただけるようです。掃除や洗濯といった身の回りのお世話、生活用品や料理に必要なものも買い物から調理まで幅広いことをカバーしていただけるのです。
この時ヘルパーが家事経験者なら、より細かなサービスを提供できることでしょう。サービス内容は、一般の家庭での家事と何ら変わるものではない事がほとんどです。
調理・洗濯・アイロンがけ・ゴミ出しなどは一般のご家庭でも日常的に行われていることです。
こういったサービスを提供する上で、家事の経験者はうってつけなのではないでしょうか。いつもご自身が生活の中で経験していることを、そのままサービスとして提供することでその力を発揮できます。そして未経験者では気が付かない事も、気づけるのではないでしょうか。
家事経験者ならではの細かい事にまで配慮したサービスこそが、もしかすると訪問ヘルパーにとって一番大切な事かもしれません。要介護者にとって必要な事は、実務的な技術もさることながら実は細やかな気遣いや配慮ではないでしょうか。
特に介護を受ける方が一人住まいである場合などは、特に人と接すること自体が違った意味でのサービスと言える場合もあります。介護者も介助者も人である以上、そこには意思の疎通と言う事が大切なものです。
家事経験者ならではの配慮はほんの小さなことでも、それを受ける側にとっては嬉しい事に違いないと思います。以上の理由でなければ出来ないということではなく、あるに越したことがないといったことから、家事経験者はヘルパーとして貴重な存在です。
まとめ
訪問介護はとても重要な仕事ですし、今後その需要は増える一方です。この職業を目指しておられる方も増えてきているようです。
そしてこの仕事は社会的に見てもやりがいのある職業と言えると思います。責任と誇りを持ってこの職業に向き合われることを願っております。
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