この記事を読んでいるあなたは、おそらく「福祉の仕事に就きたい!」と考えているのではないかと思います。ガイドヘルパーは、視覚障害や全身障がい・知的障がいや精神障がいを持つ方の移動をサポートするプロの職種です。この記事では、ガイドヘルパーの仕事内容や資格試験などについて紹介していきたいと思います。
どんなことをする仕事?
ガイドヘルパーは、移動介護従事者という資格を取得した方が携わるお仕事です。ヘルパーの資格を取得した方が、活躍の場を広げる目的で取得されることが多い資格とされています。
担当する障がいの種類によって、提供するサービス内容もやり方も異なりますが、主に障がいを持った方が移動するときのサポートや、出先での代筆や代読など外出先で困難に思うことをサポートします。
同行援護について
前項でご紹介したように、ガイドヘルパーはその方の持つ障がいごとでニーズが異なります。その中でも、ここでは「同行援護サービス」をピックアップしてみたいと思います。
「同行援護サービス」は、視覚障がいの方が外出する上で必要なサポートです。
例えば対象者が市役所に行って、その後食事をして帰るというスケジュールで外出するとします。この場合、自宅から目的地までのすべての移動のサポート、市役所での代読や代筆のサポートがあります。
さらにその後の飲食店では、席への案内やメニューの代読・料理の注文から食事中のサポートなど、その方への必要に応じたサービスを提供していきます。
ガイドヘルパーになるまでのステップ
ガイドヘルパーとして活躍するためには、各都道府県や各市町村が提供している様々な研修を受講することが必須となります。この研修は障がい別で、カリキュラムが異なります。
その一例として、同行援護従業者養成研修の内容を見てみましょう。
この研修は視覚障がいの方へのサービス提供となるため、一般課程において視覚障がい者(児)の福祉制度やサービスの内容「情報提供と情報支援」「視覚障害者の疾病に対する理解や心理」「同行援護の基礎知識」「基礎技能や応用技能」などを学びます。
続いて応用課程では、さらに専門的な知識や技術の習得を目指し、障がいに特化した内容となります。
まとめ
ガイドヘルパー(移動介護従事者)は、その名のとおり、障がいを持つ方が移動に困難を覚えた場合に出発地点から目的地店への移動や、外出先での様々な利用者ニーズにお応えするサービスです。一見、地味に感じるサポートかもしれません。しかし、当事者にとっては、外出・外食できる楽しみだけでなく、役所などで様々な手続きを自分で行える達成感なども得られます。