褥瘡が簡単にできないのが、身体に障害などが見られない健康な方達です。簡単に説明すると、例えば何かしらの疾患(糖尿病など)をお持ちの方や脊髄損傷(下半身麻痺の方)など、症状が発生するのはさまざまな症状がある人が多いです。寝たきりのお年寄りなども、体を動かさなければ皮膚の老化など健康面やバランスなどで、褥瘡を発生させてしまいます。今回は、初期の症状の発赤に関して見ていきたいと思います。
褥瘡はどんな病気?
一般では聞きなれない「褥瘡」は、血流が悪くなることから症状が発生していきます。血流が悪くなるのは、最初圧迫から始まり皮膚の健康状態や環境(不衛生など)やバランスの悪い食事などで、血流が悪くなり皮膚が弱っていき発生します。主な発生原因は圧迫になります。皮膚が長時間の刺激を受け、その部位に力が加わることで皮膚に変化ができ、赤くなります。この状態が発赤になります。
発赤の出来る部位は?
では、発赤はどの部位にできて、見分けるにはどうしたらいいのかを探っていきます。「褥瘡」は、骨が突起している部分で皮膚が薄い部位に多く発生がみられます。
例をあげると「後頭部、背中、肘、膝、尾骨、踵」などに多く現れます。特に多く見られるのが、腰回りです。その近辺に圧力が多く集まる傾向があり、特に要注意の部位になります。体位変換をせず、長く寝ているときや長時間の座位の状態で症状が現れます。その部位が赤くなっていれば「褥瘡」の可能性がでてきます。
発赤の見分け方
上記の説明通り骨が突起している部位が赤くなっているなら褥瘡を疑ってみていったほうがいいです。判断するのは
指押し法
指で3秒圧迫
ガラス板圧診法
プラスチック板で3秒圧迫
押して離してみて、発赤が消えるか消えないかで判断します。消えれば「褥瘡」とは考えにくく、消えなければ可能性がでてきます。
発赤だとわかったら?
発赤は「褥瘡」の初期の症状なので、発見した時点でしっかり処置を行えば十分悪化せず治癒することができます。とにかく、その部位の圧の緩和をしっかり行い、皮膚に刺激を与えないことが重要です。
傷にはなっていないのでドレッシング材などではなく、大きいガーゼなどで上から薄く貼りその部位を保護することが望ましいです。テープなどで皮膚がかぶれて、発赤が広がる可能性があるのでこまめに確認が必要になります。
まとめ
寝たきりや車椅子など発赤などを確認したら、まず「褥瘡」を疑った方が良いです。そしてしっかり体位変換プッシュアップなど、しっかり圧をながす方法を安静にしてしっかりとれば、それ以上の悪化を防ぎ早い治癒が望めます。発赤から傷になる場合は自身での処置以外に担当医師に指示を仰ぐことが望ましいです。
褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。