実務者研修を受講するタイミングは?

実務者研修を養成施設(学校)で修了する為には、保有する資格(旧ホームヘルパー)によって期間はことなります。実務者研修を修了する当面の目標として「介護福祉士」の国家試験を受験することだと思います。では、その為の実務者研修を修学するタイミングについて述べてみたいと思います。

■「介護福祉士」の国家試験は

「介護福祉士」の国家試験は、例年1月に行われています。平成28年の試験から実務者研修を養成施設(学校)の修了又は、修了予定者であること。また介護福祉の現場で実務経験が3年以上を経過していることで受験資格を有することができます。

■実務者研修を修了する期間は

未経験者から始めるには450時間の講習が必要で初任者研修を修了した方は、130時間の講習とそれぞれスク-リング期間が2~12日位の通学が必要となっています。修学にかかる期間は保有する資格によって1~6ヵ月位を要します。

以前の資格としてホームヘルパー2級の場合は初任者研修と同等にみなし、ホームヘルパー1級は一部の受講免除があります。これは、旧制度をキャリアパスによる制度の一本化によるもので、今後はわかりやすい制度とキャリアップにつながるでしょう。

■実務者研修を受講するタイミングを計算

実務者研修を修了する期間から逆算して12月には全て終えることが必須となるでしょう。
しかし、これはあくまで試験の日程から逆算した場合のタイミングです。確実に修了するとは限らないので、余裕をもって実務者研修を修了することをお勧めいたします。なぜならば、ご自身の体調や通学の際の交通機関の遅れなどでスクーリングが受けられなかったなど、完ぺきな人間や環境が遂行できるとは限らないのですから。

また、早めに修了することで、修了見込みの場合には、「実務者研修修了見込証明書」と「実務者研修修了証明書」の両方の提出が必要になります。試験勉強に対しても余裕をもって対策することができるでしょう。

◎受験経験者からの意見として
介護福祉の関連の職場で4年目の1月に受験する方の意見としては、人それぞれで早めの修了を目指す方もいれば、受験ギリギリが緊張感を維持できるとの意見もあって、その人の試験勉強に対する向き合い方だと思います。

■まとめ

実務者研修を受講するタイミングに決まりはないようですが、早めに実務者研修の資格を修了することで気持ちの余裕と試験に対する準備を自分なりに調整することができるでしょう。早めに受講することで、実務経験にも役立てることができるのでお勧めしたいのです。