初任者研修は様々な分野に存在し、養護教諭にも初任者研修があります。今回は養護教諭の初任者研修について解説します。
■教育現場での初任者研修って何ですか?
様々な仕事において就任間もない方を対象とした研修の事で、あらゆる分野において新人を育てるのが初任者研修です。教育の現場でも、教師になって間もない方が初任者研修を受けます。
①校内研修
・現状
学校内部で行う研修で、指導教員が面倒を見ます。研修内容は含む・倫理・学級経営などで全般的に一か月程度学び、指導教員からの指導や助言による研修は年間60日程度で、示範授業や参観授業を行います。
・見直し
各自の経験と力量に応じたものがあります。
授業実践の基礎は日々の反省点をもとに指導教員からの指導・助言の他、初任者は副担任をするほか、学級担任は授業時間を減らし研修時間を増やすことも大事です。
②校外研修
・現状
学校の外部で行う研修で、主に教育センターでの受講がメインとなりますが他の学校での授業参観や社会教育施設、ボランティア活動体験や宿泊研修などを行います。
・見直し
校内研修との連携性を保ちながら、自己問題の意識において講師・研修内容と参加・体験型研修と、課題研究・討論の研修を各自選択が出来るシステムを導入する事です。
養護教員に関しても、初任者研修で学校の養護教諭の基礎(基礎研修)と専門分野における知識を学ぶ専門研修を受けることになっています。
■生徒達の心の体の健康をサポートする養護教諭
学校内の保健のすべてに対応し、子供たちの心身を支えてくれる大事な存在が保健の先生、つまり養護教諭です。
養護教諭は学校の保健室に常駐し、生徒がけがをしたり体調が悪くなったときには応急処置を施したりしています。
養護教諭に必要なことは、いじめや不登校、薬物乱用や性の逸脱行為などといった成長期の子供たちの心身の健康問題においてどう対処していくかが重要で、それらを通じ生徒指導に関する校内組織に積極的に参加・協力しながら、各種問題の解決と専門性を高めていく事が重要です。
■まとめ
養護教諭にも初任者研修が設定されており、基礎と専門の研修を学んでから日々の業務に励みつつも、子供たちの保健の裏方に徹しています。子供たちにとって、些細な話でも親身になって相談相手になってあげる事もまた、養護教諭に求められている役割の一つですね。