求職者が新たなスキルアップを目指す介護職員初任者研修への支援

仕事を求めているみなさん、介護の現場へ新天地を求めてはいかがでしょうか?厚生労働省では、「求職者支援制度」を通じて、雇用保険を受給できない仕事を求めている方への職業訓練を行いスキルアップをすることで早期の就職を目指すことができる支援制度です。この制度について介護職員初任者研修への修得と給付金について紹介していきましょう。

■厚生労働省が介護職への施策

◎求職者支援制度の内容
雇用保険の適用がなかった人や、雇用保険の加入期間が短かったために雇用保険の給付が受ける事ができない人、雇用保険を終了した人、学卒未就職者、自営業を廃業した人が対象になっています。

1-無料の職業訓練(求職者のための支援訓練)を受ける事ができる。
2-本人の収入や、世帯の収入、資産の要件を満たす対象者などが一定の条件を満たすことで、職業訓練の受講の為の給付金(職業訓練受講給付金)が支給されます。
3-ハローワークによって、就職の為の支援を行ってもらい、安定した就職の為の制度です。
※求職者支援訓練を受ける為の認定基準、給付金を受ける支給要件や必要とされる支給額等は、審議会での議論及び所要の手続きを経て定められています。

「求職者支援制度」の概要
「職業訓練」+「ハローワークの就職支援」=「早期就職」

◎職業訓練受講給付金=月額10万円+通所手当+寄宿手当(地域のハローワークによって異なる)
「職業訓練受講手当」=職業訓練を受ける為の受講料の支払いの為の代金です。
「通所手当」=訓練の実施施設へ通う為の交通費にあたります。
「寄宿手当」=同居している家族と離れて宿泊施設への必要性がある場合に10,700円まで支給されます。

■職業訓練の申し込み手続き

職業訓練の申し込みには、地域のハローワークに申し込み手続きを行ってください。「職業訓練に関する手続き」と「職業訓練受講給付金に関する手続き」を申し込んでください。
「事前審査」が1回おこなわれて、月ごとの「支給申請」を行うことになります。

■介護職への「初任者研修」へのスキルアップ

介護職の現場では、人手不足に悩まされています。その為の職業訓練制度は新たに人材を確保する為の手段ではありますが、老人や障害者の介護をになうことは、場合によっては命に関わる責任をともないます。

人を思いやる心がとても重要な事だと思いますので、知識や実践については常に学ぶことを心掛けてください。「介護職員初任者研修」は、介護職の入り口として捉えているようですが、資格については上を目指すスキルアップもありますし、国家資格「介護福祉士」の重要性についても理解を深めることを望みます。

■まとめ

「介護職初任者研修」は、介護職の第一歩として学んでいき、「介護福祉士実務者研修」などの、その上を目指したスキルアップで活躍が期待されることでしょう。