血行が悪くなると体内に毒素が溜まり、血液はドロドロになって代謝が悪くなります。
冷え性、肩こり、頭痛、腰痛、肌荒れなど様々な症状や病気の原因となりますので健康維持と美容のためには血行促進することが重要です。
血行促進のための方法とは
指先などに存在する毛細血管は血管の細さから血流が鈍くなりやすいという特徴があります。そのため血行が悪くなると、真っ先に冷え性の症状が出やすい場所です。
血行促進のためには行える方法をまず実践してみることです。早速改善の一歩を踏み出しましょう。
リラックスした状態を保つ
ストレスを受けている場合には、常に交感神経が緊張した状態となり血管は収縮します。血行促進するためには、精神的にリラックスした状態を保って副交感神経を優位にすることが必要です。
例えば40℃くらいのお湯に半身浴で浸かってみるのも良いでしょう。入浴でリラックスできれば副交感神経が優位に働き、血管が拡張されて新陳代謝を促します。
血流が多いところを温める
筋肉の多い場所は血流が多い場所でもあります。生活の中で頻繁に動かすことになる太もも、腰まわり、腹部などに筋肉が多く存在します。
冷えを起こさないためにも、夏場でもエアコンがきいた部屋で過ごす場合にはひざ掛けを使用するなど体を温める工夫もしてみましょう。
ふくらはぎのケアを
足は第二の心臓と言われる場所です。
なぜそう呼ばれているのかは、主にふくらはぎの筋肉が生命活動にとても重要な役割を担っているからです。
心臓のポンプの働きで血液は体中を巡っていますが、足の静脈に流れる血液が心臓に再び戻るには重力や引力に逆らって上る力が必要になります。
その際に足の筋肉が重要な働きをしています。足の筋肉は収縮や弛緩を何度も繰り返して心臓に戻る血液を押し上げています。
人の体の筋肉の3分の2は足に集中しており、特にふくらはぎの筋肉が重要になっています。
血行促進の鍵は第二の心臓
日常からふくらはぎの筋肉を動かすような運動を行っていれば、自然と血液循環が良くなります。
しかし座った姿勢でいることが多い人や寝たきり状態の人は、運動をする時間もなければ状況的に不可能という場合もあるでしょう。
その場合にはふくらはぎに溜まった血液をほぐすように、ゆっくりとくるぶしから膝の下まで押していく軽いマッサージを行うようにしましょう。
血行促進に必要な食材の摂取を
血行促進に大切と言われるのは、ビタミンC、E、DHAなどを多く含む食べ物です。
本来であれば普通にバランスを考えて食事を取っていれば、自然に摂取できる栄養素ばかりです。
しかし食生活の乱れや満足に食事を取ることができない状態という場合は栄養が不足している可能性もあります。意識して摂取するように心がけましょう。
血行促進する栄養素は抗酸化作用にも影響
ビタミンCとビタミンEは抗酸化作用がある栄養素でもあります。有害な物質である過酸化脂質を血液中に作り出してしまう活性酸素の活動を抑える働きがあります。
活性酸素は動脈硬化やがん、老化などの原因にもなるため抑制できれば健康維持に繋がります。そしてDHAには、悪玉コレステロールや中性脂肪を減少させる働きがあります。
血行促進で健康と美容の維持を
健康維持するためには血行を促進することが必要ですが、精神面のリラックス、ふくらはぎのケア、栄養不足にならないことなどを心掛けることからまず初めてみましょう。