血行が悪いと全身に栄養や酸素が行きわたらないことで様々な症状を引き起こします。
一般的な症状として倦怠感やだるさの原因、肩こりや冷え性、肌荒れなどの原因となることが多いでしょう。
その理由は体内に酸素や栄養素が正しく運搬されない上に、不要な二酸化炭素や老廃物が体外に排出することできないことです。
血行を改善する方法とは?
血液はたえることなく全身を巡り続けていますので、流れが悪くなれば栄養が行き届かなくなります。
健康にも害がありますし、新陳代謝も悪くなることで老化の原因にもなります。
血行を改善させて健康と若さを維持しましょう。
・できる運動を習慣づける
血行が悪い時には運動が一番です。しかし状況によって運動を続けることができないという人もいるでしょう。
簡単なストレッチや軽いウォーキングなど体に負担のかからないことを続けるだけでも十分です。できる運動を続けるようにしましょう。
・ふくらはぎのマッサージを
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれていますのでもむだけで血流は良くなります。
ふくらはぎは血液を上半身から下半身へと循環させるポンプのような役割を担っていますので、心臓に血液を戻すようなイメージでアキレス腱から膝へ向かってマッサージしていきましょう。
・血行改善に役立つ栄養素を摂り入れる
栄養素の中には血行促進効果が期待できるものがあります。魚介類、レバー、野菜、納豆、ホウレンソウ、うなぎなどの食材を積極的に摂取し、長ネギや生姜、唐辛子など体を温める食材を食べるのも良いでしょう。
血行の悪さは脳にも影響を及ぼす
長く寝たきり状態の人の場合、血圧を調整する機能は低下します。
寝たきりの人が急に体を起こすと、血流は下半身に下がり脳の血流が悪くなることからめまいや吐き気、脈が弱くなるといった症状が現れます。
寝たきり状態の人の血行を改善するために
ベッドから動くことができなくても寝たまま足を回したり手足先をもみほぐすなど軽いマッサージをするなどしましょう。
体を起こした場合にも同じ姿勢を続けないようにするなど工夫しましょう。
血行を改善すると他にもこんなメリットが
育毛剤として販売されているものは血管を拡張させ血流を促すという作用があるものが多く存在します。
育毛剤として有名なミノキシジルは、元々は血圧改善のために開発された薬でした。使用した人に副作用で発毛効果が見られたことで育毛剤として利用されるようになったそうです。
「薄毛の改善には頭皮の血行促進を!」というキャッチフレーズがあることからもわかるように、血行を改善すると薄毛の改善にも繋がります。
血行改善で健康と美を手にいれましょう
動かず同じ体勢でいるだけで血行は悪くなります。
血行改善には手足だけでなく血液を送るポンプの役目をする筋肉に刺激を与え動かすことが必要です。
末端血管までへの血流が良くなれば、血行が悪いことで起きる病気の予防に繋がります。
血流の悪さは万病のもと、改善することで健康も美も手に入ると言えるでしょう。