床ずれ(褥瘡)は、骨が突起している皮膚の薄い部分に長時間の圧迫がかかり、その箇所の血流が悪くなり起こる病気です。
最初の症状は「発赤」から始まり、傷がさらに酷くなるとその箇所に穴が開き「壊死」していきます。さらに、症状が悪くなれば生命の危機もありうる危険な病気です。
今回は、床ずれの予防方法を調べていきたいと思います。
圧迫を取り除く
皮膚に力を加える事が一番の原因になるので、まずは除圧を心掛ける事が望ましいです。
寝ているときの防止方法は体位変換です。
床ずれになっている箇所以外で、体の向きを2時間から4時間ぐらいの時間で定期的に向きを変えていきます。
介護施設や病院などの入院なら、看護師の方が時間を決めて体の向きを動かしてくれるので問題はないでしょう。
自分だけなら、目覚ましなどでタイマーをかけ家族の方がいれば手伝ってもらい、動かしてもらう方法が望ましいです。
病院なら、床ずれ対策などの研究している医師などもいて、体位変換や床ずれを作らないためのやり方を指導して行う方法もありますが、自宅療養や介護施設などの担当医師がいない場合は、クッションや寝具(エアマット)などを用いて予防していくのが望ましいです。
それ以外では、早期に医師に相談して床ずれの防止方法を考えてもらうのが得策です。
体を清潔にする
圧迫以外からの原因なら、尿漏れやオムツかぶれなどの症状で床ずれを発生する場合もあります。お風呂で入浴をすませ、清潔にすればむくみや血流もよくなり床ずれの防止につながりますが、傷がある場合はシャワーを当てて、洗い流す方がマッサージ効果もあり得策です。
しかし、むやみに傷を擦ったりして洗うとかえって傷口を広げてしまう可能性があります。入浴できない場合は清拭だけでも、予防につながり防止方法となります。
床ずれに良い栄養素を摂る
低栄養は症状が現れる可能性が高いので、高エネルギーや高タンパク質を摂取できる食事が防止対策になります。
それ以外には、水分不足も皮膚の耐久性を低下させてしまうので、こまめに補給するのが防止方法になります。
まとめ
自身の思わぬところで、体調や老化などふとしたことから床ずれの症状が現れる事はあるかもしれませんので、日頃からのケアがとても大切です。
防止方法を考えていても、床ずれができてしまったら早期に医師の判断を聞くのも防止方法になります。
また褥瘡ケアには、効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。