実務者研修 医療的ケアの試験内容について

実務者研修を受けるに当たって、医療的ケアがネックになっているという方、もしくは、医療的ケアが難しいよと声をかけられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際、医療的ケアは実務者研修の中でも難易度が高い科目といえます。

今回は、実務者研修の医療的ケアの試験内容についてご説明します。

医療的ケアをわかりやすく学べる実務者研修はコチラ↓
~・~介護福祉士受験対策を想定した「実務者研修」~・~

目次

1.基本研修

2.演習

3.喀痰吸引と経管栄養

4.まとめ

1.基本研修

医療的ケアの基本研修は、講義形式で50時間以上と定められています。主に、喀痰吸引と経管栄養の基礎的知識と実施手順を学びます。

この講義の目的は、医療的ケアの必要性、清潔保持や感染予防について学び、介護職が医療的ケアを行うために必要な知識を総合的に習得することです。

目的をはっきりと明確にすることで学習のしやすさが格段とあがるでしょう。

2.演習

実務者研修のスクーリングは全部で約7日間あります。

そのうち2日間が医療的ケアのスクーリングになります。この医療的ケアのスクーリングの目的は、喀痰吸引と経管栄養の手順を理解し、厚生労働省の定めた規定回数をクリアすることです。

演習はシミュレーターと呼ばれる人形を使って行われます。実際に人間が相手だと思って取り組みましょう。

3.喀痰吸引と経管栄養

「喀痰吸引」とは、口腔・鼻腔内・気管支内に溜まった痰を自力で出すことが困難な方に提供している医療的ケアです。溜まった痰は、吸引機で吸引していきます。

このケアを受けることにより、肺炎予防となります。そして、気道を確保することによって、呼吸がしやすくなります。

一方で、「経管栄養」とは、自力で食べ物や飲み物の摂取が困難な方に向けての医療的ケアです。消化器官である胃や腸、そして鼻腔からチューブまたはカテーテルを通して、栄養剤を摂取させるという方法です。

胃に穴を開けて栄養剤を注入することを「胃ろう」と言い、腸から注入することを「腸ろう」、そして鼻腔から注入することを「経鼻栄養」と呼びます。

これは、栄養状態を維持しながら体調を改善させていくという目的があります。

4.まとめ

医療的ケアの基本研修は、講義形式で50時間以上が行われ、演習として2日間、医療的ケアのスクーリングが行われることがわかったかと思います。

喀痰吸引と経管栄養を含めて目的をはっきりと明確にしたうえで内容を理解することで理解が深められることがおわかり頂けたかと思います。是非、実務者研修にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

神奈川県・東京都の貸付金・給付金対象の実務者研修はコチラ↓
~・~介護福祉士受験対策を想定した「実務者研修」~・~