床ずれは、部位の出っ張った部分になる場合が多く「圧迫」や「摩擦」や「ズレ」が原因でなります。予防対策を万全に行わなければ、床ずれが骨にまで達することもあります。今回は、床ずれでおこる「水ぶくれ」の予防対策をまとめましたので、みていきましょう。
■床ずれのステージとは?
床ずれには、下記のようにそれぞれステージがあります。
・ステージ1:皮膚に赤い斑点
・ステージ2:水ぶくれやただれ
・ステージ3:壊死組織の発生
・ステージ4:傷の拡大
このように床ずれといっても、その症状に差があるものです。まだステージ2の水ぶくれやただれであれば、個人で対処する方法もありますが、重度になると専門医の治療を受けることが必要です。
日頃から、床ずれにならないように意識し予防対策(圧迫の原因の除去、体位変更、清潔な状態を維持)を積極的に行うようにしましょう。
■水ぶくれ(水疱)ができるまで
床ずれは「発赤(赤み)」から発生します。まずは、この発赤が床ずれであるのか観察しましょう。発赤が床ずれであると分かれば、発赤部分をガーゼなどで保護をするのが望ましいです。
ポイントとして「なるべく薄いガーゼ」などを使用する方が、床ずれの圧迫原因とならないため良いでしょう。
床ずれが治らない場合には「水ぶくれ(水疱)」になる可能性があり、皮膚が破れ(ただれて)滲出液がにじみでてきます。
この場合であれば、ドレッシング材を使うことが良いでしょう。ドレッシング材は、創の湿潤環境を保持して、治癒環境を整えてくれるので治癒に効果的です。
■ドレッシング材の役割
◎水ぶくれ(水疱)の創を保護
◎水ぶくれの傷を閉鎖して、湿潤環境を形成
◎乾燥した傷も、湿潤
◎浸出液を吸収し保持
◎感染などをコントロール
◎疼痛の緩和
現代は、病院で処方してもらわなくても、ドラッグストアで、ドレッシング材などが購入することができます。自身で水ぶくれをする処置として、浅い傷であればドレッシング材を貼り一定時間放置しておけば、水ぶくれの傷を完治(1~2週間程度)することができます。
水ぶくれになった時点で、病院に受診し相談することも大切です。自己判断の治療では、水ぶくれが悪化する可能性もあるので、通院(入院)するべきかの相談(判断)をしましょう。
■まとめ
水ぶくれ(水疱)になった状態を、軽く考えてはいけません。なぜなら水ぶくれになった時点で、それ以上に悪化する可能性があるからです。そのため、しっかり予防対策をとり早急に担当医師の判断に任せた方が良いです。
床ずれケアには効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。