認知症介護実践リーダー研修とは、介護現場における認知症介護のスペシャリストを養成することを目的とした研修です。認知症介護実践リーダー研修とは、介護現場における認知症介護のスペシャリストを養成することを目的とした研修です。
この研修は、介護スタッフ(ケアワーカー)、介護福祉士、ケアマネジャーといった介護分野に携わる職種の方がよく受講されていますが、近年において認知症ケアの必要性が高まっていることから看護師や理学療法士などのコメディカルスタッフも受講されています。
○認知症介護実践者リーダー研修の位置づけ
認知症介護に関する養成事業はいくつかの種類があり、ステップアップするごとにより深い内容を学べるシステムになっています。認知症介護実践者リーダー研修を受講する前に以下2つの研修を修了しておくことが推奨されています。
・認知症介護基礎研修
介護保険施設や認知症ケアに関する業務に従事する者を対象としており、認知症ケアの基本を学びます。受講するために必要な他の研修や経験の有無はないため、新任職員向けの研修という位置づけです。
・認知症介護実践者研修
介護現場経験が2年以上の者を対象としており、認知症介護基礎研修を修了しておくことが推奨されています。認知症の人の権利を守る実践力身につけることが目標であり、グループホームでの「計画作成担当者」はこの認知症介護実践者研修を修了しておく必要があります。
○認知症介護実践者リーダー研修の受講要件
この研修は認知症介護実践者研修を修了しており、さらに1年以上経過している必要があります。
また、認知症ケアに関するリーダー職の立場(主任や介護リーダーなど)にあるか、またはその補佐で次にその役割を担う予定が具体的にあり、介護現場経験が5年以上あることが受講要件となっています。また、研修には自施設での研修も含まれるため、事前に施設へ許可をとっておくと良いでしょう。
○認知症介護実践者リーダー研修の研修内容
この研修は認知症介護のチームケアを推進することのできるリーダーを育成すること目的としています。
カリキュラムは講義・演習が10日、実習が18日程度の研修です。実習は自分が所属してしる施設での実習のみでOKである場合や、他施設の実習も必要であったりと研修の実施元によってカリキュラムが異なります。
○研修の費用
認知症介護実践者リーダー研修の受講費用も実施元によって異なります。
東京都は無料で受講することができます。(認知症介護実践者研も無料です)都道府県によっては10万円前後の費用が必要な場合もあるため、事前に確認をしておきましょう。