履歴書の資格欄に書く資格がない!どんな資格なら履歴書に書けるの??
2013年からホームヘルパーの資格と介護職員基礎研修が無くなり、新しい資格として介護職員初任者研修、また介護福祉士実務者研修が制定されました。
「研修」と呼ばれていることからも、資格なのか何なのかよく分からないという方も多いようです。そこで今回は介護福祉士実務者研修とはどのような資格なのか?
資格として履歴書に書くことはできるのか?またそのメリットについてご紹介したいと思います。
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・介護福祉士実務者研修とは?
介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修の後の上位資格の位置にある資格です。実務者研修は幅広い利用者に対する基本的な介護提供能力の習得と、研修を通じて新たな課題・技術・知見を自ら把握できる能力の獲得を目的として制定された研修です。
450時間の研修では、介護保険といった社会福祉制度について、また認知症の理解や医療の知識、障害の理解、介護技術や課程など実務では習得しにくい体系的な知識を学ぶことができます。
・介護福祉士実務者研修を取得するメリットは?
介護福祉士実務者研修を取得することで、知識や技術を学びスキルアップするだけでなく、2012年度からは医療行為であった「たんの吸引」が介護職員でもできるようになりました。
また実務経験に関係なく、実務者研修の修了者は「サービス提供責任者」になるという道も開かれています。
サービス提供責任者は訪問介護事業所で必ず配置しなければいけない役職なので、人手不足の介護業界では確保したい貴重な人材として、就職、転職の際に有利に働きます。
また、仕事内容は介護職員初任者研修の修了者と同じことをするかもしれませんが、実務者研修の方が上位の資格とみなされ、資格手当といった給与面でも良い待遇を受けられる事業所もあります。
そして、一番のメリットとして国家資格である介護福祉士への道が開かれるという点があります。2017年の1月より介護福祉士試験の受験資格として介護福祉士実務者研修の修了が義務付けられました。介護職でのスキルアップや国家資格を狙う人にとっては、必要な資格となっています。
・履歴書に書いても良い!?
介護福祉士実務者研修は都道府県の公的認定資格ですので、勿論履歴書に書くことができます。上記で取り上げた通り、この資格をもっていることにはメリットがあるので、履歴書に書くことで面接も資格を取得していることが分かり、良い判断材料として有利になるので、むしろ積極的に書くようにしましょう。
履歴書に書く際には、実務者研修と略して書くのではなく「介護福祉士実務者研修」という名称を使いましょう。「介護職員実務者研修」でも良いようです。
また正式な書き方が決まっているわけではありませんが、資格とはいえ研修という名称なので、「介護福祉士実務者研修課程修了」と書くと良いかもしれません。
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・まとめ
介護福祉士実務者研修は国家資格ではありませんが、公的認定資格として介護職員にとって重要な資格のひとつです。この研修を修了することで、介護においての専門的知識や保険に関して、また医療の分野について学び、知識や技術面でのスキルアップとなります。
ですから履歴書に書くことでアピールポイントにもなる有利な資格です。そして、更なる上位資格、介護福祉士試験にもつながっていきます。積極的に実務者研修を修了しスキルアップを目指していきましょう。
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