認知症介護の知識と実践的な技術習得を目的とした認知症介護実践研修は、介護の現場で活躍している介護職員を対象とした資格ですが、国家資格ではないことから、履歴書で効果を発揮できるかどうか、よくわからないといった声が聞かれます。
認知症介護実践研修は介護現場における就職・転職においてどういった必要性があるのかまとめてみました。
~・~・~【今さら聞けない!?】認知症介護についての学び♪~・~・~
「スキル&給与アップ」に繋がる「認知症介護実践者研修」
■認知症介護実践者研修は介護サービスの必須条
認知症の方を対象とした介護サービスでの現場においては、同研修の修了者を雇用・配置する義務があり、認知症介護事業を行う必須条件の資格となります。このため求人市場でも研修修了資格を求められることが当然出てきます。
また、認知症介護実践者研修は都道府県主催の研修となるのですが、公的研修であるため、就職・転職を考えた場合、修了していれば資格取得地域にかかわらず、全国各地で活動できるといったメリットもあります。
■認知症介護実践研修は、認知用介護現場におけるキャリアアップの必須条件
また、認知症介護実践研修の修了をベースとしている、認知症介護関連研修としては、さらに以下のようなものがあります。
・実践リーダー研修
認知症実践者研修で習得した知識や経験を通じ、認知症介護に対応する力をさらに引き上げることで、個々の介護職員だけでは対応できないケースに、チームとして対応する環境を整えることや、介護職員のリーダーとなる人材育成を目的とした研修です。
・認知症対応型サービス事業管理者研修
認知症介護サービスを提供する事業所において、管理・運営していく管理者に必要とされる知識と技術習得を目的した研修となり、主に以下に記載するサービス事業を運営するために必要となります。
>指定認知症対応型通所介護事業所
>指定小規模多機能型居宅介護事業所
>指定認知症対応型共同生活介護事業所
>指定複合型サービス事業所
・小規模多機能型サービス等計画作成担当者研修
指定複合型サービス事業所や、指定小規模多機能型居宅介護事業所において、介護サービスの計画を作成する担当者、又はその担当予定者に対し、事業の特性を踏まえつつ、利用者への適切なサービス計画を作成し、介護サービスの充実をはかる上で必要な知識を習得のための研修です。
まとめ
以上のことから、認知症介護実践研修は認知症介護の現場において、より質の高いサービスをしていくうえで、とても重要な研修といえるのではないでしょうか。履歴書の資格取得欄に記載することにより、より理想的な就職・転職をするために有効な研修であるといえるでしょう。
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