認知症ケアを学べる資格とスクールとは

日本は、高齢化社会で高齢者の割合が年々たかくなっていることはご存じかと思います。

それでは、認知症の割合をご存じでしょうか。実は、65歳以上の方のうち、4分の1が認知症もしくはその予備軍と言われているのです。そこで、認知症ケアに対する関心が高まっています。

今回は、認知症ケアを学べる資格とスクールについてご紹介します。

目次

1.認知症ケアについて

2.認知症介助士

3.認知症ケア2級

4.認知症ケア指導管理士(初級)

5.認知症ライフパートナー

1.認知症ケアについて

認知症ケアとは、認知症の方に対する介護のことです。認知症の介護は、心身ともに負担がとても大きいです。精神的ストレスが原因となりうつ病などの精神疾患を患うことが多く見られます。認知症の方はもちろんですが、まずは介護者自身を大切にすることが重要です。一般的な介護内容は心身の健康を保ち、認知症の症状が悪化するのを抑制し日常生活の自立をサポートすることです。

2.認知症介助士

認知症介助士は、公益財団法人日本ケアフィット共育機構の認定資格です。検定試験を受け、合格すれば認知症介助士として認定されます。日本ケアフィット共育機構が実施する認知症介助セミナーのほか、ユーキャン、産業能率大学の認知症介助士講座で検定対策学習が可能になります。

3.認知症ケア2級

認知症ケア2級は、一般社団法人 神戸健康大学が認定する資格です。認知症ケア2級は2016年9月創設の新しい資格であり、開講を予定しているスクールもあります。

4.認知症ケア指導管理士(初級)

認知症ケア指導管理士は、一般財団法人職業技能振興会資格取得キャリアカレッジの認定資格です。初級の認定試験は年2回、7月および12月に実施されています。認知症ケア指導管理士(初級)の上級資格として「上級認知症ケア指導管理士」資格もあります。初級の資格を取得してから1年以上たつ方などを対象に検定試験が実施されています。

5.認知症ライフパートナー

認知症ライフパートナーは一般社団法人 日本認知症コミュニケーション協議会( JADECC)の実施する検定試験に合格することで取得できる資格です。検定には3級・2級・1級の種別があり、3級・2級はどなたでも受験が可能。1級については受験資格の制限があり、すでに2級に合格している方のみ受験できます。協議会で開催している「受験対策セミナー」で受験対策のポイントを学ぶことが可能です。