嚥下障害を起こさないために行いたい嚥下トレーニングとは

嚥下トレーニングは介護現場で事故を起こさないためにも重要な訓練です。今回は、通常食道に行くべき食べ物や飲み物が、誤って気管へと入り込んでしまうことを防ぐために嚥下障害を起こさないために行いたい嚥下トレーニングについてご紹介します。

目次

1.嚥下障害とは

2.嚥下トレーニングとは

3.まとめ

1.嚥下障害とは

嚥下障害とは食べ物や水分を上手く飲食できなくなる障害のことです。

嚥下障害の主な原因は3つに分類されます。

1つ目は、「器質的要因」です。具体的には、口蓋裂、口腔・咽頭等の腫瘍(舌癌など)、口腔・咽頭等の腫瘍術後、歯の欠損や入れ歯になります。これらは、舌や食道など嚥下に関わる器官に炎症や腫瘍などが生じることが原因となっています。

2つ目は、「機能的原因」です。具体的には、脳血管障害、脳性麻痺、脳炎、神経変性疾患、筋疾患、脳腫瘍になります。これらは、嚥下に関わる神経や筋肉の異常により、嚥下運動に障害を伴うことが原因となっています。

3つ目は、「心理的要因」です。具体的には、うつ病、ストレス性の胃潰瘍、心身症になります。これらは、精神的疾患等が原因となっています。

2.嚥下トレーニングとは

嚥下トレーニングとは、嚥下障害が生じた方に対し訓練や生活指導を行うことです。嚥下トレーニングの目的は誤嚥のリスク予防や食事を楽しめるようになることと言えるでしょう。そのような嚥下トレーニングの方法は大きく分けて2種類あります。

1つ目は、「間接訓練」です。間接訓練は食べ物を用いずに嚥下器官に対して行う訓練のことです。

2つ目は、「嚥下体操」です。嚥下とは「飲み込み」のことを指します。嚥下体操は嚥下器官(頸部、肩、口唇、舌、頬)に対する準備体操のことです。

例えば、口唇では、つきだし、横引きを行います。口をすぼめたまま左右に動かすのです。また、顎も同様につきだし、横引きを行います。こちらもすぼめたまま左右に動かします。

このようなことで誤嚥の危険が高く直接訓練を行うことのできない場合や経口摂取をしている場合でも、食前の嚥下体操などのように嚥下諸器官の準備運動の目的で行います。

顎や口などの運動・知覚機能を刺激することで、誤嚥のリスクを予防することができます。

嚥下機能が改善し自分で食べられる食品が増えると、食事を楽しむことができることでしょう。

3.まとめ

今回は、嚥下障害を起こさないために行いたい嚥下トレーニングについてご紹介しました。嚥下トレーニングの重要性について理解したうえで実践してみてはいかがでしょうか。