実務者研修のベストタイミングは、何年目で受講すればいいのか?

実務者研修は仕事を始めて何年目に受講すればいい?有効期限はあるの?
そんな疑問をお持ちの方は是非ご一読下さい♪

介護の国家資格である「介護福祉士」を受験するには「実務者研修」の修了が必須です。実務者研修自体に有効期限はありませんが、受講期限は存在します。

では、どのタイミングで受講すればいいのでしょうか。是非ご参考にご覧ください。

受講のタイミングは早めがベスト!

実務者研修の取得時期はできるだけ早いタイミングをお勧めします。特に、介護福祉士試験を目指す方は、実務経験1年目~2年目の間に取得することをオススメします。

その理由にはメリットが3つあります。

【メリットその1】
普段の仕事の現場で、学んだ技術や知識を活かすことができるからです。実務者研修は疾患や障害についての知識や制度を学べます。
その知識が日常の支援とケアの両方で幅が広がり、さらに活躍の場が増える事でしょう。

【メリットその2】
実務者研修を受講した事で、職場の仲間や利用者さんからの信頼度も高まり、さらに給料もアップします。

【メリットその3】
介護福祉士試験を受験する方にとっては、実務経験1年目~2年目の間に研修を終了することで、3年目には試験勉強に集中して取り組むことができるからです。
実務者研修を受講しながら介護福祉士の試験勉強をすることは、とても困難になると思います。

早めに研修を終了することで、国家試験である介護福祉士の受験勉強に集中する事ができるでしょう。

有効期限はありませんが、受講期限は存在する

実務者研修は一生ものの資格です。研修に有効期限はありません。つまり、「実務者研修を終了後、あと〇年以内に 介護福祉士に合格しなくてはならない」ということは一切ありません。

しかし受講期限はあります。

「実務者研修の受講をスタートしてから、〇ヵ月以内に実務者研修を終了してください」という主旨です。受講期限は学校により異なりますので必ず確認しておきましょう。

実務者研修は年齢制限を設けていません。60歳を超えていても未成年でも受講可能です。年齢の上限もないので、幅広い年齢層の方が受講されています。また学歴も関係ありません。

介護業界では給与などの待遇面が学歴に左右されず、仕事の勤務状況と資格の有無を重視する事業所も多々ありますので、様々な方にチャレンジしてもらいたいです。

介護職員初任者研修を保持していなくても受講できるか

結論から申し上げますと、介護職員初任者研修の資格がなくても受講は可能です。介護職員初任者研修を保持していない状態から、介護福祉士実務者研修を受ける際には、6ヵ月ほどの期間を要します。

ただし、実務者研修は介護職員初任者研修と比較すると、さらに専門性の高い研修になりますので未経験の方は、先に介護職員初任者研修から受講されることをお勧めします。

ちなみに介護職員初任者研修の受講時間は130時間です。初任者研修を終了している際には、130時間の研修の免除があるため、取得期間も最短約2ヵ月で実務者研修を終える事が可能になります。

まとめ

実務者研修の取得時期はできるだけ早いタイミングがお勧めです。実務者研修は無資格者の場合で、最短6ヵ月ほどかかります。

しかし、介護職員初任者研修を先に取得することで、130時間の研修の免除があり、最短2ヵ月で研修を終える事が可能です。