2022介護福祉士国家試験の受験の流れや合格発表はいつ頃?

介護における専門知識や高度な技術を有する証明として設けられている、介護職唯一の国家資格「介護福祉士」。

筆記試験や実技試験を経て、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのHPなどで合格発表が行われます。今回はその流れや発表がいつ頃なのか見ていきましょう。

介護福祉士国家試験

昭和62年(1987年)制定された「社会福祉及び介護福祉士法」により定められた国家資格「介護福祉士」は、介護の現場において重要なポジションであることから就職や転職時に有効に働く資格であると言えるでしょう。

こちらの試験は例年1月下旬頃に「筆記試験」、3月上旬頃に「実技試験」が行われます。2022年(令和4年)第34回介護福祉士国家試験の合格発表は、3月25日(金)の午後(14時頃)予定されています。

実技試験の免除

第34回介護福祉士国家試験における筆記試験は多くの県(35試験地)で行われますが、実技試験の試験地は「東京都・大阪府」のみです。2016年度(第29回)試験より試験制度が改定されたことで、一定の条件を満たしていれば一部の受験者は実技試験(介護等における専門的技能)が免除になっています。

この実技試験免除か否かは、介護福祉士を目指すルートにより異なります。この資格取得のルートは、「実務経験ルート・養成施設ルート・福祉系高校ルート・経済連携協定(EPA)ルート」の4つですが、大半の方が実務経験ルートで受験しています。

異なる受験の流れ

上記でも触れたように、実技試験免除によって筆記試験だけを受ける方と筆記試験と実技試験の両方を受験される方がいます。筆記試験のみの場合には例年1月下旬に筆記試験、合格発表が3月下旬です。

両方受ける方は、筆記試験のみの方と同じ1月下旬に筆記試験、そちらに合格し2月中旬頃に実技試験のための受験票が発送されます。その後、例年3月上旬に実施される実技試験を経て、同月下旬に合格発表という流れになっています。

発表場所や内容

合格発表の確認は、厚生労働省及び公益財団法人社会福祉振興・試験センターでの掲示やHPなどで行われます。その内容は以下の通りです。

〇合格者受験番号

〇受験者数

〇合格率

〇受験者内訳

〇登録者数

〇合格基準

〇正答一覧

まとめ

今までの合格率はおよそ70%前後です。受験資格及び試験内容に多少違いなどはあるものの、国家資格の中で「介護福祉士」の合格率は高いと言えるでしょう。

合格通知が到着後には、「登録申請書」に記入して発送しましょう。この申請後、およそ1ヶ月後に登録証がお手元に届くと正式に「介護福祉士」となります。