初任者研修や介護経験者は必要ない? いきなり受講が可能な実務者研修とは!?

初任者研修修了者や介護未経験者であっても、実務者研修を修了することで国家資格である介護福祉士の受験資格の一部を満たすことができます。
経験や資格が必要ない?と驚かれる方も多いと思いますが、今回はその内容について見ていきましょう。

実務者研修は無資格でも、どなたでも受講可能

実務者研修は国家試験を受ける為だけのものではなく、実践的なスキルと知識の習得を得ながらハイグレードな介護サービスを提供する為に存在します。
その研修を無資格でも、いきなり受講する事は可能なのでしょうか。

結論から申し上げますと、受講することが可能です。この研修は他の資格を保有している際には、免除される科目があり受講時間は短縮されます。
無資格の方は450時間以上の全ての科目を受講することが必須で、取得期間は6か月です。修了すると資格を取得することができます。

また、介護未経験者でも受講が可能です。年齢、学歴、国籍も問わず、外国籍の方でも日本語の読み書きや聞き取りが出来れば受講する事ができる研修になります。

40代で転職&正社員として働きたい方、必見

2016年度の「介護福祉士国家資格」から受験資格として、実務経験3年以上にプラスして「実務者研修」の修了が必須になり、現在注目を集めています。

施設の中心層は30代~40代、訪問ヘルパーだと50代~60代で多くの方が活躍しています。

40代や50代で他業種から転職してくる方も居られれば、子育てが終わって気持ちを新たに介護の仕事をスタートされる方も多くいる業界です。

さらに40代から未経験で、初めて正社員で躍進している方も大勢います。資格を得ていれば未経験者でも即戦力とみなされ、3年後には介護福祉士になる好機もでき、確実にキャリアアップも出来ます。
そして介護福祉士を取得できれば、現場のリーダーとして更なる活躍が可能です。

実務者研修では、たん吸引や経管栄養の医療ケアを学ぶ事も出来るため、活躍の場が広がります。理由としては、以前医療ケアは医師や看護婦のみが認められていた医療行為でもあるからです。

サービス提供責任者で資格手当がつくメリット

実務者研修を得るメリットの1つに、未経験でありながら資格手当が付く場合があります。

また研修を修了するとサービス提供責任者になる事も出来ます。サービス提供責任者とは訪問介護事業所に配置が必須の職種です。

ケアマネージャーと連携して訪問介護計画書を作成し、利用者が快適なサービスを受けられるようサポートします。サービス提供責任者は、待遇や給与も優遇される事が殆どです。

いきなり実務者研修を受講する際の費用を知ろう!

実務者研修をいきなり受講する際は、初任者研修から受講するよりも費用がかかりません。下記の某スクールの費用を参考に見てみましょう。

【初任者研修→実務者研修受講の場合】

・初任者研修の受講料は、およそ6万円

・実務者研修の受講料は、およそ10万円(初任者研修が修了者の価格) 

合計16万円程度です。

【実務者研修のみ受講の場合】

およそ13万円です。

このように費用面でいっても、いきなり実務者研修を受講した方が受講料は3万円もお得になる事がお分かり頂けたのではないでしょうか。スクールによっては、この差は9万円以上の所もあるようです。費用を重視したい方にとってもメリットは大きいと思います。

まとめ

最後に、資格取得支援制度についても確認しておきましょう。こちらを活用する事で働きながら研修を受講でき、講座料金の一部あるいは全額を全て職場が負担してくれるものになります。是非こちらの制度も活用して、職場での活躍を応援しております。

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