【介護福祉士国家試験】今からできる直前対策

社会福祉と介護福祉士法によって定めた国家試験が、介護福祉士になる為の資格です。試験を受ける前の対策はお済みでしょうか?念の為に、介護福祉士国家試験に向けて直前対策にはどのような方法があるのかを、今一度、確認していきましょう。

介護福祉士のおさらい

介護福祉士は専門知識と技術を学んだ事によって、利用者に対する身体的および精神的な助けとなり、一緒に働く介護スタッフに対しても、教育や指導を行う事で、職場の環境を向上させて働く意識を高めあう役割を担います。

現場では、リーダーとしてのポジションを求められる立場になる事で、より一層の責任感を持つこととなるでしょう。それによって、職場での評価と給与面での手当てにつながるので、自分だけでなく利用者さんや職場での期待が増す事になります。

全ての面での直前対策ポイント

試験勉強は勿論重要ですが、体調管理や試験準備にも備える必要があります。

体調管理は1カ月前から万全に

筆記試験の開始時期は、1月の寒い時期です。地方によっては地面の凍結や雪深い場所もあるかもしれません。気のゆるみや睡眠不足で体調を崩す事がよくあります。
寒さや体調不良に負けないよう、風邪やインフルエンザ対策を万全にしておく事です。できれば、夜は早めに寝て試験に向けた朝方の勉強方法に切り替えましょう。

なかには働きながら試験を受ける方もいるでしょう。仕事の疲れを残さないように、短時間の集中した勉強にした方が惰性で勉強するよりも効果的です。部屋の温度や湿度管理と十分な睡眠で、頭と体を万全な状態にして臨むようにしましょう。

受験の準備と試験会場へのルート確認

毎年のようにニュースになるのが、雪や路面の凍結で交通渋滞だけでなく、運行停止になる場合があるという現実です。当日に間に合うように、2つ3つの交通手段を考えておくべきでしょう。
試験前になってパニックにならないように、受験票と共に準備すべきリストを作成しておき、3日前くらいには再確認しましょう。

試験直前の学習のおさらい

試験前では、新しい知識や別の参考書などに頼るのはかえって逆効果になり兼ねません。新しい知識を詰め込むよりも、今まで勉強してきた事の再確認が大事です。
苦手な科目は最悪でも出来る限りの加点を目指して、得意な分野で補う方法も大切です。

今までやってきた過去問題集において、苦手な問題は復習する事で最低限必要な加点を補う事です。得意な科目においては、黙読するぐらいでも大丈夫ですが、苦手な問題は読み書きで、暗記するスタイルで体に覚えさせる事です。
たような問題が出てきたら、どこで間違えたか記憶をたどる事ができます。

【1.模試での試験をやり直し】

毎日の過去問題の復習や、今まで受けた共通模試の見直しをしましょう。

【2.苦手な部分はメモして暗記】

誰にでも苦手な問題はあるので、書き出して暗記する事です。大事な事は、科目による採点では、0点にならないで加点がある事です。

【3.今までのおさらい】

新しい知識はそうそう身につくものではないので、自分が今までやってきた参考書の見直しや、過去の問題集で得点を上げる事が大事です。

合格ラインについて

2020年の合格率は、69.9%でした。試験の内容は、介護の基本やコミュニケーションなどの11の科目に分けられており、5つの答えの中から正解を選ぶマークシートの試験です。

合格ラインは、平均で60点以上となっていますが、2020年度は77点以上の人が合格となっており、11科目の中で1つでも0点があると不合格になっています。つまり最低でも1つ以上の加点がなければならないのです。

まとめ

せっかく介護福祉士を志したのだから、合格を目指しましょう。試験の内容は、その為に必要な知識や経験で成り立っています。
自他ともに認めてもらう事の証として、国家試験があるのです。介護を利用する多くの皆さんに寄り添う為にも、試験勉強の重要性がわかる事と思います。