保健師を目指すなら、模試を最大限に活用しましょう

2020年2月14日に、第106回保健師国家試験が行われます。すでに試験対策を始めている方も多いと思います。参考書や過去問集などで勉強することも対策の一つですが、模擬試験(模試)を受けることも力になります。
模試を受けるメリットや試験対策への活用法を紹介しますので、参考にしてみてください。

保健師を目指す方の状況

基本的に看護師免許を持っていないと保健師にはなれません。保健師国家試験の受験者は、看護師と保健師の国家試験を両方受験する方や、看護師として働きながら保健師の国家試験を受けるという方が多いと思います。

看護師として働きながら保健師国家試験を受ける場合、看護師国家試験を受験した年から法律や制度が変わっていることも考えられますし、働きながらの試験対策は大変だと思います。
看護師と保健師両方を受験する方にとっては、両立して対策ができているのか勉強法に悩み、両方合格ができるかのプレッシャーも大きくなります。

どちらの状況であっても自分に合った試験対策を確実に進めていくことで、必ず力になります。机に向って勉強するのも大事ですが、ぜひ模試を受けてください。
模試を受けるメリットはたくさんあります。

模試を受けるメリット

①試験会場の雰囲気を感じられる
模試の問題を出している団体はいくつかあり、自宅で受けられる模試や学校など団体で申し込み受けられるものなどがあります。

どちらも自分がどれくらい解けるのかを確認するには良いですが、実際の試験会場の雰囲気を感じながら試験問題と向き合うことができるのは、学校などで受けられる団体の模試にしかないメリットです。
緊張感のある試験会場の雰囲気に少しでも慣れることで、落ち着いて試験に取り組むことができます。

②自分の弱点を知る
模試での点数が真っ先に気になると思います。合格できるレベルまで上がっているかの確認も良いとは思いますが、ここで大切なのは点を取れなかった問題をチェックし復習することです。
自分がどこにつまずいているのかを知ることができますし、苦手なところや曖昧にしか覚えていない分野などがはっきりと見えてきます。
模試の点数で喜んだり落ち込んだりするよりも、間違えた問題を復習し、確実に理解して覚えるようにしましょう。

③参考書、問題集として利用できる
模試の答えと解説は、内容がとても詳しく書かれています。例えば選択問題の場合、問題の意味や各選択肢の内容の解説まで、丁寧に書かれているものが多くあります。
復習する際には参考書のように、復習が終わったら解きなおすなど問題集のように利用もできます。

まとめ

模試では試験当日のシミュレーションができ、自分の弱点を確認することができます。何度か模試を経験することで試験会場の雰囲気に少しでも慣れていると、本番で落ち着いて問題と向き合えるようになります。これはとても大きなメリットだと思います。

2020年2月までまだ時間がありますので、模試を何度か受けて、自信を持って試験本番を迎えることができますように、皆さん頑張ってください。