介護福祉士の筆記試験攻略法

国家資格である介護福祉士になるための最初の難関である筆記試験は、毎年1月におこなわれます。年に1度の試験ですので是非合格したいものです。それでは、どのような試験問題が出るのでしょうか?今回は、試験の内容や勉強法などを解説してみたいと思います。

介護福祉士の合格率

介護福祉士の国家資格制度が始まった1989年に第1回介護福祉士国家試験がおこなわれました。その年の合格率は23.2%で、2回目以降徐々に上がっていきました。ここ10年をみても平成24年の第23回は48.3%と低かったのですが、第31回には73.3%と高くなっています。実際に他の試験では10%代の合格率の試験もありそれに比べると決して難関の試験ではなくなっています。

介護福祉士の筆記試験科目

1. 人間の尊厳と自立・介護の基本
2. 人間関係とコミュニケーション・コミュニケーション技術
3. 社会の理解
4. 生活支援技術
5. 介護過程
6. 発達と老化の理解
7. 認知症の理解
8. 障害の理解
9. こころとからだのしくみ
10.医療的ケア
11.総合問題

介護福祉士の筆記試験は以上の科目から出題されますので、苦手な科目をなくして全体的に解答できるように試験勉強をするとよいでしょう。

介護福祉士試験の日程と概要

試験日 1月下旬
受験申込期間 8月中旬から9月中旬
受験手数料 13,300円
合格発表 3月末

【問い合わせ先】
財団法人 社会福祉振興・試験センタ―
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-5-6 SEMPOSビル4F
TEL:03-3486-7521 ホームページ:http://www.sssc.or.jp/

介護福祉士合格の基準

介護福福祉士の筆記試験では、5択式1問1点のマークシート式でおこなわれます。試験時間は、午前・午後を挟んで220分の時間で実施されます。出題科目は、人間と社会・介護分野・こころとからだしくみ・医療分野・総合問題の5分野から125問題、出題されます。
試験科目5分野のうち、合格点数を上まわっても1科目でも全問不正解の場合は、不合格となりますので、全科目平均的に正解することが必要となります。

まとめ

介護福祉士の合格率は、ここ数年をみても合格率70%を超えており、特に難しいことはないと思います。早めに受験対策し全科目をまんべんなくこなしていくことが大切です。過去問なども活用して、試験の傾向について対策しながら勉強をすることで合格ができる国家資格と言えるでしょう。