保健師のイメージは白衣? ~現場で活躍するための服装とは~

空を見上げる介護福祉士

「保健師」のお仕事は、働く場所によって少しずつ異なりますが、保健所や役所などの公的機関で働く「行政保健師」は、その地域で生活している多くの年代、性別の方たちの心と身体の健康を維持するためにサポートするお仕事です。
保健師は助産師や看護師などと同様の国家資格を持つ専門の職種です。そのため、仕事中の服装は「白衣」を浮かべる方もいるようですが、実際の現場での保健師はどのような服装なのでしょうか。

保健師にあった服装とは?

保健師も医療従事者の一員ではありますが、仕事中は白衣を着用しなければならないという決まり事はありません。
もちろん白衣を着用する場合もありますが、仕事場から指定された服装や、普段着でお仕事をする方も多くいます。しかし、何を着てもいいわけではありません。
では、保健師にとってどのような服装で働くことが望ましいのでしょうか。

保健師の種類とは

保健師は個人の健康相談や生活改善のアドバイスを行ったりしますが、働く場所によって名称が変化します。

【行政保健師】・・・行政関係の施設などで公務員として、地域の人々の相談や健康の維持や医療相談にのりサポートする保健師です。

【学校保健師】・・・学校などで生徒がケガなどをした際に応急処置をしたり、相談に応じることもあります。

【産業保健師】・・・企業内で社員の健康管理をサポートしアドバイスなどを行う保健師です。

【病院保健師】・・・病院において患者さんの健康相談にのったり、看護師の仕事と兼務するようなこともあります。

このように保健師の活躍の場は多くあります。そのため、働いている場所に応じて服装も変化するのです。
母親教室、健康指導における体操など、身体を動かすことが多くなる場合には、動きやすい服装を着用することになります。就職先により、制服が用意されていることもあります。

そんなに着用しない白衣

白衣を着用する職場もありますが、地域で仕事をする保健師は親しみやすい服装を着るほうがよいとされる場合もあります。
その理由として、一般の方の中に白衣への違和感を抱く方が多く、威圧を感じる人もいるためです。そのため地域の中に溶け込み、身近な存在として働いていくことが求められる「行政保健師」などは、白衣を着用していないことがほとんどです。

まとめ

一般的には保健師の服装は特に定められてはいません。そのため、活躍する場所や行動にあった服装を選ぶことでしょう。
人と接することが多い保健師の服装としては、過度な装飾やアクセサリーを多くつけたりなどせず、動きやすく親しみやすい服装を意識するとよいでしょう。