言語聴覚士になるために~臨床実習の前に用意することとは?~

一般的に病院や施設を訪問し実践的な技術を身に着ける、「言語聴覚士」を志す上で不可欠となるのが臨床実習です。
実習に対しての目標や事前に用意することなどを調べていきたいと思います。

臨床実習の心構え

事前に言語聴覚士の臨床実習の目的をしっかり把握しておくと、より実りのある実習となります。
医療や福祉施設で言語聴覚士が実際に活躍することで、専門家としての知識や技術を習得することが、臨床実習の目的です。
臨床実習は、言語聴覚士の技術を身につけていく実践的かつ、貴重な時間と言えるでしょう。

臨床実習で学ぶ

患者さんの病歴や障がい歴を調べて記入、観察内容を適切な表現で記録することや、検査結果の解釈、患者さんの評価を報告であったり、評価に基づいた治療方法を考える、患者さんにあった訓練を適切に実施するなどを学んでいきます。

予習は忘れずに事前におこなう

実習中に、今まで座学だけでは学ぶことができなかった実践的な内容などを、臨床実習では学ぶことができます。
そのため、想定外の出来事に柔軟な対応をして、冷静に指導者に質問をする必要があります。事前の予習が大事で、学習してきたことは、基礎知識となりかならず役に立ちます。
予習などをして臨床実習に関わっていくことが、望ましいのです。

臨床実習内容3種類とは?

基本の臨床実習には3種類あり、「見学」・「評価」・「総合」の3項目になります。

「見学実習」

言語聴覚士と関連職種の職務の様子などを、実際の病院や福祉施設などで見学します。基本的な姿勢を、現場の雰囲気を実際に体験し、身につける事が目的となっています。

「評価実習」

言語聴覚療法評価や検査、検査結果分析などを実際の患者さんに対して実施し、訓練計画の作成を行います。

「総合実習」

患者に対しての接し方や基本姿勢、言語聴覚療法評価と検査、結果分析、訓練計画の構想と実施、ケースレポート作成などの総合的な実習になります。
また、言語聴覚士としての実践的な技術を、関連する職種との連携を経験することにより身に着けます。

まとめ

臨床実習は言語聴覚士になるためには不可欠となり、座学だけでは学ぶことができない実践的な技術を将来に役立てられるよう身に着けましょう。