介護福祉士になるには ~文理選択について~

介護福祉士を目指している学生さんの中には文系・理系どちらを選択すればよいのか悩んでいる方もいるかと思います。また介護福祉士から更なるステップアップを目指すにはどちらが有利なのか?かみ砕いて説明していきたいと思います。

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介護福祉士の仕事とは?

一般的に介護福祉士の仕事とは食事介助・入浴介助・排泄介助、そういったものを想像する方が殆どではないでしょうか?確かに介護福祉士ならばどれもできて当たり前の基礎介助です。これらの技術やテクニックは理系的といえるでしょう。

しかしながら介護福祉士の仕事はそれだけではありません。自宅で介護をするご家族様や介護現場のヘルパーさんなどに対する助言・アドバイスもそのひとつです。また現場のリーダー的存在として、利用者様から頼られる存在としてのコミュニケーション能力なども身につけておかなければなりません。このコミュニケーション能力は文系的といえるでしょう。

介護福祉士に求められる能力

介護福祉士に限らず福祉の仕事は対人間なので、論理的でない或いは効率的でない場面が多く出てきます。その時に重要な能力として求められるのはやはり「傾聴する姿勢」やコミュニケーション能力でしょう。如何に利用者様の意思をくみとり如何に介護者の意見を伝えていくか?そういった能力も求められてきます。これもやはり文系的といえるでしょう。

また技術的な面でいえば、ボディメカニクスや施設での大人数の介護業務などは合理性や効率性などの理系的なものも必要な能力として求められてきます。

この非効率性、効率性ふたつの相反する能力の調和を図りバランスを保つ能力も必要な能力といえるでしょう。言い換えれば文系的な能力を発揮する場面、理系的な能力を発揮する場面の状況判断やバランス感覚も必要なものになるでしょう。

更なるステップアップのために

介護福祉士として経験を積むと次第にステップアップの道を探し始めるでしょう。例えば現場で必要とされる相談員業務は社会福祉主事という任用資格が必要になってきます。大学で資格を取る方法や仕事をしながら通信課程での資格取得の方法もあります。

その履修科目の範囲は社会福祉だけでなく法学、経済学、心理学、社会学、医学一般まで多岐にわたります。またケアマネージャーの試験範囲は介護保険制度の知識や保健医療サービスの知識などが問われます。社会福祉主事、ケアマネージャーともにどちらかというと文系の要素が強いといえます。

一方、理学療法士などにステップアップしたい場合は理系の要素が必須ですし、将来
福祉業界の経営にも興味があるのなら数字に強い理系の要素は必要になるでしょう。

まとめ

基本的に福祉系4年制大学は文系の要素が強いようですし介護現場で求められる能力も
文系的な要素が強いといえるでしょう。文系・理系、迷われている皆さんは文系を選択
してまず間違いはないでしょう。

ですが介護現場で理系的な要素はまったくいらないかといえば、先ほど書いたように決
してそうではありません。理系を選んだからといって介護福祉士になれないということ
はありません。むしろ理系を選び文系の勉強もバランスよくこなすというほうが理想的
かもしれません。

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