介護福祉士の免許資格取得までの過程~実務経験を積むことで介護福祉士になれた~

近年は、介護福祉士の免許取得ルートが変化していますね。2018年度第31回介護福祉士国家試験の筆記試験も1月に終了し、合格した方は2次試験の実技試験のため頑張っていることでしょう。今回は、私が介護福祉士の国家資格を取得した過程について書いてみたいと思います。

■介護の仕事に就く前のイメージ

私が介護施設に転職したのは、1990年代半ばのバブル崩壊後のことでした。介護の仕事は、今でいう3K(きつい・汚い・給料が安い)というイメージがあるのではないでしょうか。私もはじめはそのようなイメージがありました。

しかし、下の世話をすることで汚いということ以外はイメージとは違いました。もともと体力には自信があったこともありますが、給料面(夜勤やその他の手当てを含める)では、そこそこ生活に差し支えない金額であったため、あまり気にならなかったと記憶しています。

■実際に介護の仕事をして感じたこと

はじめは畑違いの職種からの転職で戸惑いもありましたが、介助方法などのコツを覚えると一人でできるようになるまでに時間はかかりませんでした。しかし、1つ苦労したと感じたことがあります。

利用者1人1人の名前や特徴を覚えることが苦手でしたので、50名の利用者全員覚えるまでにはかなり苦労したことを覚えています。

また、それぞれの持病などの種類によって、利用者は食事の種類(普通食・刻み食・ミキサー食・病気食・ソフト食)が変わるため、努力して覚えました。

その他の排泄介助・入浴介助・着脱介助・移動・移乗介助に対して日頃から利用者とコミニケションを取りながら信頼関係を持っていないと、介護拒否や暴言、暴力をうけることもあり信頼関係づくりには、とても時間がかかりました。

■介護福祉士を目指すために心がけたいこと

日々の介護業務で大事なことは、利用者への対応で何か分からないことや疑問が出たらできるだけ早めに先輩介護士に聞いてアドバイスをもらうことです。また、自分で専門書などで調べてみるのも良いでしょう。

問題や疑問を先延ばしすることで忘れてしまうことは、重要な介護の知識や技術の習得が得られないだけでなく、自分のスキルを上げるチャンスを逃していることになります。

介護福祉士を目指すことで大切なことは毎日の業務のなかで、日々学んでいく気持ちを持って仕事に向き合う姿勢が大切です。

■介護福祉士の国家資格取得方法が変わった

私は、介護保険制度がはじまる前に介護福祉士の資格に合格することができました。当時は、3年の実務経験があれば介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができました。

現在では介護福祉士の取得ルートは制度が変わりヘルパー制度の廃止から介護職員初任研修130時間を受講した後、介護職員実務者研修320時間の受講を満たして介護福祉士国家資格を受験ができるようになりました。

■未経験・無資格からの国家資格取得の方法

私は、自宅での試験勉強は集中ができなかったので、できるだけ職場で昼食時間や夜勤の休み時間などの隙間時間を利用して試験勉強をしました。

特に参考書なども購入することなく自宅では集中できないため、自宅での試験勉強があまり好きではなく集中もできなかったので、できるだけ職場で昼食時間や夜勤の休み時間などの隙間時間を利用して試験勉強をしました。

特に参考書なども購入することなく自宅では集中できないので図書館に行って介護福祉士国家試験対策をしました。試験の直前には、とにかく過去問を念入りにこなしました。

いろいろ勉強方法は個人によって違いがあると思いますが、私が強調したいことは勉強する環境は自分で考え、早めに介護福祉士受験対策をすれば隙間時間も大切な時間ということです。ぜひ、時間を有効に使い介護福祉士の国家資格にチャレンジしましょう。