作業療法士の副業を考える

作業療法士の活躍する場は、主に医療や介護の現場になりますが、作業療法士としての知識や資格を生かし、副業として働くことは可能なのでしょうか。
また可能であった場合、どういう仕事が最適なのでしょうか。

■そもそも作業療法士は副業OK!?

基本的に自営業でないもない限り、副業を認めることは、どの職種においても難しい状況であるといっていいでしょう。
ただし最近では特定の職種においてWワークを認めるケースも見られますし、実際、副業を許可する求人が見られることもあります。

■副業するのであれば作業療法士技術が生きる現場を選ぼう

作業療法士が副業を考える場合、本業のスキルを活かせる副業があればとても助かりませんか? 実際、そのように考える方は多くいるようで、本業を病院勤務としながら、介護施設やデイサービスなどでアルバイト、パートを副業にする方も多くいるようです。

そうすることで、仕事内容は本業とほとんど変わらず、作業に対して分からないことが少なく、しっかりと働くことが出来るのです。
また、本業と似ていることからその場による対応がしっかりすることが出来るということなのです。

作業療法士が副業として働くのであれば、その作業療法士の技術や知識を利用して働ける似たような職種などが遠回りすることなく副業に向いているといえるでしょう。

■本業と業務が被らないことが重要

副業は作業療法士の仕事の休日や、深夜時間帯など空きの時間を使い何か収入を得る仕事をすることでちょっとした小遣い稼ぎをすることであり、本業だけでは足りない収入益を副業でカバーするということです。

このため、確実に副収入を得るにはアルバイト、パートといった型で補う事が一般的ですし、その方が就業時間のコントールがしやすくなります。

■副業を成功させるのは結構大変

本業に影響を与えるような副業は避けた方が無難です。時間に追われ寝不足気味などにより体調不良になってしまうと休みがちになってしまったり、遅刻することも増え、逆に精神的にも辛くなることから、結果として本業も厳しい状況となってしまうこともあるからです。

■副業を考えるよりもより条件のいい職場を探すが吉

作業療法士として副業を考えた場合、効率のよい働き方とすることはなかなか難しいといえます。特に医療や介護の現場は個人情報を取り扱う現場でもあるため、副業が許可されることじたい、なかなか稀なケースと考えた方がいいかもしれません。

副業の考える要因となるのは、基本的に収入アップであることは間違いありませんし、副業禁止の職場である場合、退職のリスクを負ってまでWワークを行うのは無謀であるといえます。
収入アップを目指すのであれば、より良い条件の職場への転職を考える方が、より現実的な選択肢といえるのではないでしょうか。