デブリードマン後の褥瘡予防やリハビリ・ケア

褥瘡を治療していくには大きくわけて薬を使用した治療法とドレッシング材(被覆材)を使用した治療法、外科手術による治療法があります。よく専門的な言葉でデブリードマンや再建術というものがあります。外科手術はどういったもので、デブリードマン、予防やリハビリ・ケアとはなんでしょうか。

■外科手術

〇デブリードマン
デブリードマンとは感染の原因や壊死組織を取り除き創をクリーンにする外科的処置のことをさします。いろいろな呼び方があり、デブリ、デブリードマン、デブリードメントとも呼ばれます。

壊死組織を伴い感染した褥瘡は,感染の危険が上がるのでできるだけ早く切開・切除するのがよいです。外来受診にて外科的デブリードマンをしてもらう方法があります。感染のない壊死組織は,軟膏を使った方法なども選択できます。

デブリードマンなどの処置をしたあとはケアなどを特に用心深く気をつけます。感染細胞が残っているか、広がっていないかを注意していきます。患者の全身状態や環境にも目を向けましょう。

〇再建術
皮膚を一緒に移植するやり方で自分の他のところから移植して傷を閉じてしまうことです。体の一部を代わりにし、麻酔も必要になるので患者の負担も大きくなり検討が必要になります。

■治癒の難しさ

なかなか治らない原因の1つに、寝たきり状態の高齢者が多いことがあります。マットレスや体位変換などにより血流障害となる圧迫を回避しないと、治癒は難しくなります。複合要因への対策も取り組みには不可欠となります。

■酷くなる褥瘡の防止

◎皮膚を清潔にして保つ
適切なスキンケアを行っていくことが重要です。便や尿など排泄物が原因で肌がふやけたり刺激を受けることがあります。排便、排尿後にはしっかりと浄化して対処をするようにしたいです。

◎乾燥を防ぐ
乾燥をすると褥瘡を起こしやすくなります。水分がなくなって乾燥をさせないようにしましょう。

◎体圧分散、摩擦防止・ずれ
体圧分散用具などといった物の使用と、ポジショニングや体位変換のケアを合わせてすることで、体圧の分散、摩擦・ずれを防ぎます。どういった素材のものを使用するかを治療する患者によって考えたいものです。また、全身で新たな皮膚剥離や発赤、痛みがないかを確認しましょう。

◎栄養管理で防止
褥瘡は直接的な原因ではなく、間接的な栄養管理というものがあります。栄養が偏ったりして不足すると褥瘡になりやすく、治りにくくなっています。栄養管理も行っていきたいものです。

■褥瘡治療はリハビリも並行して行う

デブリードマン処置後、褥瘡再発防止にはケアも重要ですが、可能な限り寝たきりとならないよう、運動機能向上に努めたリハビリが大切となってきます。体を動かすことで体圧が自然と分散しますし、血行が良くなることで血流が改善し、褥瘡の予防・改善効果も高まります。

基本的にはデブリードマン処置に至らないよう日頃の褥瘡ケアが大切になってきますし、身体機能回復に向けたリハビリも重要です。そういった対応策に加え、褥瘡ケアには効率的な改善・予防が期待できる、Relafeelの併用もご検討ください。