褥瘡ポジショニングやクッション対策!

褥瘡になってしまった人や、なりかけの人など、体位変換やクッション使用、傷の手当など、様々な対策などがあります。傷の深さにもよりますが、圧迫を避け、なるべく体位変換やクッションなどで接触を避けるようにケアしていく方法を見ていきたいと思います。

■正しい体位変換!

体位変換、これは褥瘡の方達にとっては、予防のために必須のことなのです。ベッドや椅子、車椅子など、体と触れる部位に、体重がかかり圧迫されている部分を、体の姿勢を変えて移動させます。そのことにより、体の負担が大分少なるはずです。

車椅子などは、定期的にプッシュアップなども、効果的です。寝たきりの方達などは、介護者の方がなるべく2時間~4時間の間に体を体位変換するのがおススメです。

■褥瘡になりやすい位置!

◎仰向けの場合
・踵骨部
・仙骨部
・肘関節部
・肩甲骨部
・後頭部

◎横向きの場合
・足関節外果部
・膝関節外側部
・大転子部
・側胸部
・肩鎖関節部
・耳介部

◎うつ伏せの場合
・趾尖部
・膝関節部
・陰部
・乳房
・肩鎖関節部
・頬部耳介部

◎ファーラー位の場合
・踵骨部
・臀部
・仙骨部
・肩甲骨部
・後頭部

◎座位(車椅子)の場合
・殿部
・肘関節部
・肩甲骨部

圧迫が原因の褥瘡。特に体の中で骨が近く、体の皮膚が薄い部分が要注意です。大体の褥瘡が、その部位の圧迫から傷が広がっていく傾向にあります。車椅子の方や動けない方達の介護を行う方は、まずはその部分から積極的にケアしていったほうが良いのではないでしょうか。

■クッション対策!

褥瘡の必須の体位変換以外に、クッションもすごく有効です。寝たきりの方の体圧分散寝具や、車椅子の方などの姿勢保持クッションなど、体位変換とあわせれば傷の進行などを遅らせたり、傷の直りが早くなることもあります。

寝たきりの方達の体位変換をする際は、クッションで足を頭より高く上げ、血行を良くしたり、横向きの場合は、背中や股の間に挟むのも効果的です。うつ伏せの場合は、なるべく陰部の下と上などに重点的にクッションを置いた方がいいのではないでしょうか。

■まとめ

褥瘡のケアや介護にあたって、とにかく仰向け、横向き、うつ伏せや、座位の状態で、どこに主に、体重がかかるのかなどを、うまく見つけてこまめな体位変換や、クッションを使いなるべく負荷がかからないようなケアを行ってください。

褥瘡ケアには効率的な予防・改善を期待できる、Relafeelの併用も検討することをお勧めします。