社会福祉士に適性のある人の共通点

社会福祉とは、どのような仕事をするのかと聞かれても、なかなかすぐに答えられないことが多いと思います。そこで社会福祉士の仕事の内容と、どのような人が向いているのか調べてみました。

■社会福祉士とは

1987年に誕生した資格ですが、三大福祉士(精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士)の中でも医療、老人福祉、障がい者福祉や福祉全般の相談に関する業務を行う仕事です。

■どの様な人が向いているの?

◎人と関わるのが好き
社会福祉士は、主にいろいろな人と毎日会って相談を聞くことから始まります。日によっては、何十人と会うことも在るでしょう。
また、いろいろな悩みや問題を抱えた方が多いので、人との関わりを持つ場面が数多くあります。

◎話を聞くのが好き
相談を聞くうえで、その方の話を聞く姿勢(傾聴)は、とても大事なことです。相談者は、問題点があって話しているので、その主訴は、何なのかをよく聞いて理解することが、今後の相談支援に繋がります。
日頃から友人の相談相手になることが多い方は、向いているのではないでしょうか。

◎世話好き
日頃から人が困っているときに見過ごせない、どうにか助けてあげたいと手を差し伸べることができる人は、相談支援をしていく上で大切なものを持っているといえます。
相談を聞いてそれを支援に繋げていく。それが社会福祉士にとって一番大事なことだからです。

■活躍できる職場は多い

介護施設においては「生活相談員」といい、主に高齢者の入所、退所の相談や手続き。利用者と家族からの相談を受けて、相談援助や利用者が快適に施設での生活ができるようにサポートを行います。

障がい者施設では、生活支援と言い障がい者の生活援助や相談支援などを行います。病院などの医療機関では医療ソーシャルワーカー「MSW」と言いの入退院に関することや入院患者や家族が困っていることについて相談を聞くことで解決できるように相談援助を行います。

福祉事務所などでは児童福祉司や身体障がい者福祉司、ケースワーカーや相談援助員として。また、社会福祉協議会や児童福祉施設、地域包括支援センターなどで様々な施設や公的機関での相談援助業務があり、活躍の場は広くその資質と経験が求められてきます。

■まとめ

社会福祉士は医療、福祉、全体の相談援助を担う職業ですが、いろいろな職場で活躍ができ、特に複雑・多様化する福祉の現場では、なくてはならない職種ではないでしょうか。

入院患者や高齢者、障がい者(児童発達)、生活困窮者などの相談援助を通して改善に向けた支援をすることで「橋渡し役」となることが重要な責務となっています。そこにやりがいを感じる社会福祉士も多くいます。