レクリエーション介護士の現在の必要性と理由

レクリエーション介護士という職業の、いま現在の必要性と今後の仕事としての在りかたというのをみていきましょう。

■レクリエーションを立案・実行し得る人は介護現場で貴重な存在

国家資格である介護福祉士と違い、民間資格なので、レクリエーション介護士の資格を持っていなければできない仕事といったものは基本的にありません。ただし実際の介護現場では、レクリエーションは日々求められるものであることから、知識と経験を持たない職員しかいない場合、大きな負担となってくることも珍しくありません。

このため、日々のレクリエーションを考え、実行もできる職員は介護の現場にとっても貴重な存在となることから、就職の際にかなりの武器となる資格となってきます。

■レクリエーションには「生きがい」を与える力が宿る

元々レクリエーションは、仕事や勉強のストレスを解消するため、肉体・精神の疲労を癒し、身体を回復させるための休養や息抜きをすることを目的としておこなわれます

ただし、介護の現場で求められるレクリエーションは、それに加え、身体や精神に障がいをもって、自分が思うような行動ができなくなり、若いころのようにはいかなくなった方々に、喜びを分かちあい生きる希望を持ってもらう事が目的で行われるものとなります。

■レクリエーション介護士2級取得で最初のステップを踏み出そう!!

現在レクリエーション介護士自体の資格は1級と2級があり、2級は通信での講座を受けたりなどすると、手軽に資格を得る事が可能ですし、どちらともきちんと履歴書に記入することが出来るので目指してみるのもいいでしょう。

■レクリエーション介護士1級取得でさらなる力を発揮する!!

1級は2級を保持していて、その後現場での担当経験、もしくはフォローアップ研修というのを30時間以上受けた後、1級を合格すれば1級取得という事になりますが、それと同時にレクリエーション自体の質の高さを求められてきます。

また日々行うレクリエーションには、利用者さんへ活力と生きがいを与えると同時に、身体機能の維持及び低下防止をはかることも求められます。ということは、理学療法士(=PT)、作業療法士(=OT)、言語聴覚士(=ST)の知識も同時に必要となってくることにつながり、将来さらなるステップアップへの礎となる資格といえるのではないでしょうか。

■まとめ

レクリエーションは介護の現場において、生きる希望を与えるといった点において、とても重要で、その必要性が高まることはあっても低下することはありません。レクリエーション介護士取得は、介護の現場で働いていくうえで、必ず大きな武器となることでしょう。