褥瘡の予防・治療に関する知識が求められる認定看護師

認定看護師とは、どの様な資格なのか知りたいと思っている方も多いと思います。今回は、その認定看護師について調べてみました。

■認定看護師ってどんな資格

認定看護師制度が制定したのは1996年です。21分野があり、それぞれの分野で熟練した高度なスキルと専門知識を学ぶことにより、質の高い看護を提供する目的として創設されました。

■認定看護師を目指すきっかけとは

看護師からのキャリアアップを目指すには、日々の看護業務の中で患者さんのために何か自分にできることはないかと、考えたり、また、自分の力不足を感じたりした場合、やりがいのある分野や興味を持った分野で専門的な知識や技術を身に付けて看護実践に活かしてみたいと思ったことはないでしょうか。認定看護師にはそのなかでも、皮膚、排泄ケア分野、褥瘡(じょくそう)の予防・治療に必要な知識や技術を持つスペシャリストとしての力が求められます。

■認定看護師になるには

1:看護師、保健師、助産師のいずれかの免許取得後、実務経験5年以上(うち3年以上は認定看護の分野)が必要です。

2:認定看護師教育機関にて認定看護分野の教育課程で(6ヵ月・615時間以上)を修了し認定審査(筆記試験)に合格すると認定看護師として登録されます。(5年ごとに更新)があります。

■皮膚.排泄ケア分野に必要とされる実務経験

・ストーマ造設患者の看護を1例以上、及び創傷または、失禁ケア領域の看護を4例以上担当した実績がある。

■求められる知識と技術

・褥瘡(じょくそう)などの創傷管理およびストーマ、失禁ケアの排泄管理
・患者、家族の自己管理指導およびセルフケアの支援。

■その他に認定看護師の専門分野はどのようなものがあるの

以下の21分野があります。

◎皮膚・排泄ケア
◎救急看護
◎集中ケア
◎緩和ケア
◎がん化学療法看護
◎がん性疼痛看護
◎訪問看護
◎感染管理
◎糖尿病看護
◎不妊症看護
◎新生児集中ケア
◎透析看護
◎手術看護
◎乳がん看護
◎摂食・嚥下障害看護
◎小児救急看護
◎認知症看護
◎脳卒中リハビリテーション看護
◎がん放射線療法看護
◎慢性呼吸器疾患看護
◎慢性心不全看護

■まとめ

褥瘡ケア・排泄ケアのスペシャリストを目指しているのでしたら認定看護師を目指すことをお勧めします。より高度な知識と技術を身に付けることができ、看護実践でも褥瘡予防に繋がったり褥瘡の的確な処置と指導ができ、やりがいにもつながるのではないでしょうか。

認定看護師としての褥瘡ケアに対する知識・経験をサポートし、効率的な予防・改善をRelafeelがお手伝いします。