介護職員初任者研修は現場実習がないってホント⁉

介護職員初任者研修では、介護に関する知識を習得する座学以外に、介護の現場で必要とされる技術を習得するためのスクーリング(実技)がカリキュラムとして組まれ、通信教育だけでは資格取得とならないのがポイントとなっています。
介護の現場で求められる実践力を養うため、介護職員初任者研修を実施する介護・福祉系スクールおよび事象所ではどのようにスクーリングを行っているのでしょうか?

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”実習”30時間から”実技”90時間へ
介護職員初任者研修は過去にあった資格である、ホームヘルパー2級研修に相当すると言われています。その当時の研修では介護で必要とされる技術は、スクーリング(実技)45時間に加え、30時間の現場に密着した実習を通じて培っていたわけですが、新たな介護職員初任者研修では、この実習部分が廃止されました。

実習が廃止となった背景として次のようなことが言われています。実習先ごとに技術習得内容に偏りが発生しやすく、就職先であらためて技術を習得する必要性があったため、資格取得者が即戦力として働くことができませんでした。
その結果として介護現場での離職率が上がってしまう原因の一つになっていた可能性が指摘されています。

もちろん廃止と聞くと、現場で得られる知識や経験が少なくなってしまい、新たな就職先として介護の現場を選ぶことに不安を感じる人もいるかとは思いますが、介護職員初任者研修ではこの30時間の実習で得られていた技術を、スクーリング(実技)強化へと充て、時間を約3倍となる90時間に設定することにより、偏りがなくしっかりした技術習得を目指す内容へと生まれ変わっているのです。

スクーリング(実技)内容は介護職員初任者研修先を選ぶ選考ポイント!!
介護職員初任者研修先として、介護・福祉系スクールおよび介護事業所を選ぶ場合、予算や時間に合わせて選ぶことも大切ですが、このスクーリング(実技)にどのようなカリキュラムが組まれているかが、資格取得後に介護の現場で存分に力を発揮できるかどうかのカギを握ります。
そのため、研修先となるスクールや事業所は他社との差別化をはかる上で、スクーリング内容に独自性を持たせることも珍しくありません。
例えば、研修内容変更に則したカリキュラムで徹底的に介護技術を反復練習したり、幅広い技術の知識を身につけることで、あらゆる介護の現場に対応が出来る柔軟性をもった職員を育てることに力を入れているスクールもあれば、現場に近い実習形式のスクーリングとすることで、介護利用者への思いやりや気遣いも併せて育てることを目的とした事業者もあります。

まとめ
介護職員初任者研修として考えた場合、確かに現場実習は基本的に無いといっていいのですが、カリキュラムの設定は各介護・福祉系スクールおよび事象所に一任されています。
介護の現場でどうやって働きたいかも考え、研修先の選ぶうえで選択基準として、予算、時間に加え、第3の選択基準としてスクーリング(実技)内容も考慮してみてはいかがでしょうか。

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