【年齢分布】現役生以外の作業療法士おすすめ職場を紹介

作業療法士は病院や介護施設において作業を通じてリハビリを行っていく職業です。
資格の取得には高等学校を卒業してから大学または養成校に進むことが必要です。


早ければ高等学校卒業後に3年間の在学後、国家試験に合格すれば作業療法士として働くことができ、この場合の年齢は21~22歳ということになります。
もちろん、作業療法士を目指して養成校に入学する方は高等学校からストレートで上がってきたいわゆる現役生だけでなく、大学や社会人経験を経て養成校へ入学する方もおられます。
・周りは現役生なのにとけ込めるだろうか?
・就職しても若い作業療法士ばかりだったら仕事がやりにくいのではないだろうか?
このような悩みを抱える方も少なくありません。では現場で働く作業療法士の年齢分布はどのようになっているのでしょうか?

○作業療法士の年齢分布
日本作業療法士協会に登録をしている作業療法士の年齢分布は以下のようになります。
21〜25歳…男性:11,548 女性:8,250(人)
26〜30歳…男性:17,908 女性:11,639
31〜35歳…男性:12,309 女性:8,486
36〜40歳…男性:9,270 女性:6,392
41〜45歳…男性:6,376 女性:3,843
46〜50歳…男性:3,339 女性:1,950
51〜55歳…男性:2,095 女性:1,120
56〜60歳…男性:1,010 女性:291
61〜65歳…男性:422 女性:78
66〜70歳…男性:193 女性:29
71〜75歳…男性:49 女性:7
76歳以上   …男性:60 女性:6
合計人数…男性:64,579人 女性:42,091人
平均年齢…男性:33.8歳 女性:32.9歳
(平成29年3月末)
参考:日本作業療法士協会HP

作業療法士は20代後半から30代前半の年齢層の方が多いようです。養成校が多く創設された時期に卒業された方がこの年代に該当します。
そのため、30代という比較的若い年代でも役職についている方も多くおられます。就職時に周囲の年代が気になるという方は作業療法士・理学療法士といったリハビリ職種が少ない職場を狙うのがよいでしょう。
クリニックや診療所、介護分野においてはリハビリ職種が2〜3人しかいないという職場の求人も多くあります。
逆にリハビリ職種が多い職場はリハビリテーション病院(回復期病棟)で、リハビリ職種だけで100人を超えます。
勉強や相談をしやすいというメリットはありますが、人数が多ければ仕事の後に勉強会や飲み会が多く開催される傾向にあるため、子育てやプライベートを充実させたいという方はリハビリ職種の人数が少ない職場をおすすめします。