最近注目されているクリエーション介護士の合格基準は?

レクリエーション介護士という資格をご存知ですか?新しくできたばかりの資格であるため、あまり知名度は高くないかもしれませんが、介護や福祉の現場で働く人にとっては注目をされている資格のひとつです。
介護の現場では食事・入浴・移動・更衣・掃除といった日常生活を過ごす上で、自分自身ができないこと・手助けが必要なことを援助していきます。しかし援助をしている以外の時間、つまり利用者様の余暇時間の過ごし方に注目が集まっています。

レクリーション介護士2級と1級の合格基準

余暇時間に利用者様が寝ているだけ・座っているだけでは身体能力が低下していまい、楽しみもありません。
そこで余暇時間にレクリエーションを取り入れることで利用者様の活動性を高め、楽しみながらリハビリを行うことができるのです。このように利用者に合ったレクリエーションを企画・計画して実行していくのがレクリエーション介護士の役割です。
レクリエーション介護士には1級と2級があります。

○レクリエーション介護士2級
レクリエーション介護士2級を受験するためには特に必要な資格や実務経験はありません。
2級を取得するためには、通信講座か通学講座を受ける必要があります。通信教育はテキスト・DVDなどの教材で約3カ月の間学習を行います。通学講座は指定のスクールへ合計で12時間程度の講義を受けます。
また、事業所単位で受験される場合には、介護系の事業所で実施される団体研修でもOKです。
いずれも筆記試験(選択50問中60%正答)と添削課題に合格すると2級を取得できます。試験は自宅でも受けられます。

○レクリエーション介護士1級
レクリエーション介護士1級は2級を取得されている方のみ取得が可能です。
社団法人日本アクティブコミュニティ協会が開催しているフォローアップ研修を4日間受講する必要があります。
その後、指定された日時の会場で実施される試験を受験します。内容は筆記試験(選択60問・記述式4問~6問)100点、小論文(1問)20点、必須講座での「実技試験(集団レクリエーションの実践)」評価 30点の合計150点のうち60%の正答で合格となります。

○まとめ

レクリエーション介護士2級はユーキャンなどの民間企業からでも取得可能です。レクリエーション介護士1級は今のところ社団法人日本アクティブコミュニティ協会が開催する研修でしか資格を取得することができません。
今後、レクリエーション介護士1級を受験する人が増えれば、2級のように民間委託される可能性もあるので、受験を検討されている方は、社団法人日本アクティブコミュニティ協会のホームページ(https://www.japan-ac.jp)をチェックしておきましょう。