レクリエーション介護士の需要はある!?

喜びや生きがいを持って生活をすることは、心身ともに病気の予防や回復につながります。介護の中でも喜びや生きがいを与えるような介護が注目されています。その点で大きな役割を果たしているサービスとしてレクリエーションがあります。そのため、レクリエーションを専門とする「レクリエーション介護士」という資格にも注目が集まっています。

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・レクリエーション介護士とは?

レクリエーション介護士とは、その名の通り介護の分野でレクリエーションを提供する人材です。そのレクリエーションによって、介護を受ける人達が楽しみや生きがいを見いだすことを目的とします。さらに、レクリエーション介護士自身の趣味や特技をいかしたアイディアを出すこと、利用者さんの趣味に合わせレクリエーションを計画すること、またレクリエーションを通して、楽しみながら自然とリハビリにつながる企画を計画、実行していく役割を担います。
・レクリエーション介護士の需要はあるの?
2014年にできた比較的新しい資格であるということもあり、知名度が低いためレクリエーション介護士としての需要は、まだ高くありません。しかも、レクリエーションが重要視されているとはいえ、レクリエーション介護士という職種としては確立されていないのが現状です。現在多くのレクリエーションは、介護職員が企画、計画することや、リハビリの目線から作業療法士が計画する場合が多く、レクリエーション介護士がそれを専門として行っているという事業所はまだ少ない状況です。そのため、レクリエーション介護士としての求人はほとんど見当たりません。

・介護士とレクリエーション介護士を兼任する!

レクリエーション介護士の資格を取得したからといって、介護職員として働けるわけではないのも需要が上がらない理由のひとつとなっているようです。
介護職員として働くのであれば、介護職員初任者研修などの資格を取得することを求められる場合が多いため、レクリエーション介護士の資格のみで、介護の仕事に就くのは難しいでしょう。そのため、レクリエーション介護士からスタートした方の中には、地域のボランティア活動などへ参加して高齢者の方との交流を深めるところから始められる方も多いようです。
しかし、レクリエーション介護士の資格を取得したり、ボランティアに参加したりすることで、コミュニケーションスキルや介護に対するスキルを向上させることに大いに役立つので、介護職員初任者研修といった資格が取得しやすくなるのも事実です。
介護職員として働ける介護職員初任者研修を取得することで、先に取得したレクリエーション介護士の資格をより生かすことができるようになりますし、事業所側としても介護職とレクリエーション介護士を兼任できる、是非とも欲しい人材となります。

・まとめ

レクリエーション介護士は、介護を受ける人達に喜びや生きがいを持ってもらえるようなレクリエーションを企画立案し実行する人材です。
レクリエーションの効果が注目されてきているとはいえ、レクリエーション介護士という職業だけでは需要が低いのが現状です。
そのためレクリエーション介護士という仕事のみで働けている人はほとんどいないでしょう。
現在のレクリエーションの企画の多くは、既に介護職員として働いている人や作業療法士が兼任しています。しかし、介護の知識はあってもレクリエーション側の知識があまり無いと、何をすれば良いのか分からない、利用者さんが楽しみ、喜びや生きがいにつながるレクリエーションをもっと提供できないかと思っている人も多いようです。
介護職員であれば、レクリエーション介護士の資格を取得することで知識を身につけ、良いサービスを提供することにつなげられるでしょう。
また、レクリエーション介護士の資格を介護職の入口にして、介護職員として働くことを目指すのも良いかもしれません。

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